《山川歴史モノグラフ》17.民主政アテナイの賄賂言説

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解説: 市民平等の理念が実現された古代ギリシアのポリス,アテナイの民主政。しかし現実には,格差が存在していた。当時いかなる「権力」が生じ,それに対して市民はどのような価値観を持っていたのか。「賄賂」という現象を手がかりに,「民主政」の実像を照らし出す。
ISBN:
978-4-634-67436-3
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 17
著者: 佐藤昇 
刊行:
2008年11月
仕様: A5判  ・  256ページ
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目次:
はじめに
序章 賄賂への眼差し 問題の所在と学説史
   1 賄賂の普遍性と多様性
   2 学説史と考察の視角
第一章 公職者と賄賂
   1 五世紀後半の当番評議員
   2 四世紀の法と知識人
   3 弁論史料の中の公職者収賄
   4 称えられる「賄賂に手を染めない」公職者
   5 公職者の位置付け
第二章 国内政治家を結ぶ賄賂 パトロネジ関係をめぐって
   1 パトロネジ関係をめぐる研究動向
   2 公的手当てとエラノス ミレット説の検討
   3 パトロネジ関係の具体例
   4 パトロネジの政治的機能
   補論 贈賄と貧富
第三章 賄賂言説とアテナイの対外交渉
   1 賄賂言説と国際関係
   2 使節の権限、影響力
   3 外交交渉と私的接触
終章 賄賂言説と政治・社会

付表 賄賂言説事例一覧
あとがき
索引
参考文献
注