《山川歴史モノグラフ》33.カトリシズムと戦後西ドイツの社会政策 1950年代におけるキリスト教民主同盟の住宅政策
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目次:
序章 キリスト教民主同盟の社会問題への取り組み
一九五〇年代の西ドイツとカトリシズム/これまでの研究/議論の進め方/議論の対象
第一章 一九五〇年代の住宅政策の枠組み
1 第一次住宅建設法と「社会的住宅建設」の開始
画期としての第一次住宅建設法/社会的住宅建設の諸規定/社会的仕宅建設の特徴
2 負担調整と被追放民の流入への対応
負担調整法/被追放民への対応
3 建築用地の調達
土地をめぐる議論/建築用地調達法
4 第一次住宅建設法改正と持ち家建設の要求
第一次住宅建設法の改正/CDUの要求
第二章 第二次住宅建設法とCDUの持ち家政策
1 CDUの家族住宅創出法案
家族住宅創出法案の立案過程/家族住宅創出法案の内容/リュッケの議論/各会派の討論
2 対案の提出と法案審議の経過
連邦住宅建設省の法案/SPDの法案/三法案から第二次住宅建設法へ
3 第二次住宅建設法における持ち家建設優先の規定
「家族住宅」という概念/公的貸付金のゆくえ/法案のさらなる修正/施工者と住宅の大きさ
4 バイエルン州の反対と被追放民間題
第三章 CDUの住宅政策をめぐる対抗関係
1 ドイツ国民家産住宅協会とCDUの住宅政策
住宅建設に関わる諸団体/ドイツ国民家産住宅協会の特徴とその活動/士地問題から持ち家へ/両宗派との関係/対立の表面化
2 CDUの住宅政策をめぐる議論
都市における持ち家建設/持ち家の建設コストと住民の負担能力/住宅建設の字体/住宅政策にみる優先順位/鉱山労働者住宅建設/建槃家マイの構想
3 家産運動の連続性と持ち家建設
ドイツでの家産運動/公益的住宅扶助会社「家産住宅」/戦間期からの連続性/住宅改革の諸潮流
一九五〇年代の西ドイツとカトリシズム/これまでの研究/議論の進め方/議論の対象
第一章 一九五〇年代の住宅政策の枠組み
1 第一次住宅建設法と「社会的住宅建設」の開始
画期としての第一次住宅建設法/社会的住宅建設の諸規定/社会的仕宅建設の特徴
2 負担調整と被追放民の流入への対応
負担調整法/被追放民への対応
3 建築用地の調達
土地をめぐる議論/建築用地調達法
4 第一次住宅建設法改正と持ち家建設の要求
第一次住宅建設法の改正/CDUの要求
第二章 第二次住宅建設法とCDUの持ち家政策
1 CDUの家族住宅創出法案
家族住宅創出法案の立案過程/家族住宅創出法案の内容/リュッケの議論/各会派の討論
2 対案の提出と法案審議の経過
連邦住宅建設省の法案/SPDの法案/三法案から第二次住宅建設法へ
3 第二次住宅建設法における持ち家建設優先の規定
「家族住宅」という概念/公的貸付金のゆくえ/法案のさらなる修正/施工者と住宅の大きさ
4 バイエルン州の反対と被追放民間題
第三章 CDUの住宅政策をめぐる対抗関係
1 ドイツ国民家産住宅協会とCDUの住宅政策
住宅建設に関わる諸団体/ドイツ国民家産住宅協会の特徴とその活動/士地問題から持ち家へ/両宗派との関係/対立の表面化
2 CDUの住宅政策をめぐる議論
都市における持ち家建設/持ち家の建設コストと住民の負担能力/住宅建設の字体/住宅政策にみる優先順位/鉱山労働者住宅建設/建槃家マイの構想
3 家産運動の連続性と持ち家建設
ドイツでの家産運動/公益的住宅扶助会社「家産住宅」/戦間期からの連続性/住宅改革の諸潮流
1 リュッケとカトリシズム
四人の立役者たち/リュッケの経験
2 カトリック社会教義の諸原則
カトリック社会教義の基本的性格/「レルム・ノヴァルム」にみるカトリック社会教義/リュッケとカトリック社会教義の関係
3 リュッケの住宅政策の理念とカトリソク社会教義
所有と持ち家/家族と持ち家/自助と持ち家の建設/リュッケの構想とカトリック社会教義
4 カトリック知識人および実践家の住宅に関する議論
アルテンベルク集会とコンセンサスの形成/所有と自助/「家族」という考え方
5 カトリック教会の住宅建設支援事業
住宅建設事業と入植事業/カトリック教徒大会記念入植地の建設
第五章 カトリック・ミリューにおける住宅建設の実践
1 エーレンとドイツ入植者会
エーレンとリュッケ/入植者の組織化
2 自助による住宅建設の実践
入植者共同体と住宅建設/住宅建設の実践
3 家族にふさわしい家のイメージと庭の重視
「家族にふさわしい家」/エーレンの「理想の家」/「家」と「土」の結びつき
4 住宅建設の実践と生改革運動
エーレンの実践と生改革運動/エーレンにみる生改革的要素/戦間期の青年運動の活動と論理
終章 カトリシズムによる社会改革
あとがき