《山川歴史モノグラフ》29.植民地支配と開発
詳細をみる
目次:
序章 南部アフリカへの視座
1 世界史のなかの南部アフリカ
南部アフリカにおける「連帯」の再検討/
資本主義の世界的深化と植民地主義の移植
2 モザンビークをめぐる研究の現状
帝国史研究からみたポルトガル植民地/
南部アフリカ経済史研究のなかの植民地モザンビーク/
モザンビーク研究の展開/理論的潮流と課題
3 植民地主義の構造的把握に向けて
調査方法/対象時期の特徴/本書の構成
第一章 アフリカ人社会の動態と労働市場の形成
1 ムフェカネとモザンビーク南部社会
人の移動と諸集団関係の変容/ムフェカネへのポルトガルの対応
2 外部世界との接合
労働力供給地としてのモザンビーク南部/
奴隷貿易禁止・奴隷制廃止の影響
3 奴隷制の廃止と「賃金労働者」の創出
プランテーションと「労働市場」の形成/
「賃金労働者」の構造的創出/「移民労働者」の実態
第二章 帝国主義的世界におけるモザンビーク
1 ヨーロッパにおけるポルトガルの周辺性
十七~十九世紀のイギリス=ポルトガル関係/
後発資本主義国ポルトガルの近代化
2 南部アフリカにおける帝国主義の展開
「デアゴラ湾問題」/内陸部の領有をめぐる列強間の対立
3 植民地主義の実践とその枠組み
特許会社の導入と外国資本/ポルトガル製品市場としての位置付け
第三章 南アフリカ鉱業とポルトガル・南アフリカ政府間協定
1 鉱業開発とアフリカ人労働者
新興労働市場キンバリーとアフリカ人社会の反応/
ラント鉱業開発における労働力需要の拡大/労働力供給の独占/
アフリカ人労働者のあいだの競合と対立
2 南アフリカ戦争とポルトガル・南アフリカ政府間協定
戦後復興と一九〇一年暫定協定/WNLAの独占/
一九〇九年協定と南アフリカ連邦の成立
第四章 列強の政治力学と植民地モザンビーク
1 労働力供給地モザンビークと低開発
アフリカ再分割とポルトガル植民地/ポルトガルへの国際的批判/
ラント鉱山労働者にみられる高死亡率の諸要因/
労働力供給地の分割とアフリカ再分割の交差
2 ポルトガル・南アフリカ政府間協定の変遷
一九〇九年協定の破棄と一九二三年合意の成
1 世界史のなかの南部アフリカ
南部アフリカにおける「連帯」の再検討/
資本主義の世界的深化と植民地主義の移植
2 モザンビークをめぐる研究の現状
帝国史研究からみたポルトガル植民地/
南部アフリカ経済史研究のなかの植民地モザンビーク/
モザンビーク研究の展開/理論的潮流と課題
3 植民地主義の構造的把握に向けて
調査方法/対象時期の特徴/本書の構成
第一章 アフリカ人社会の動態と労働市場の形成
1 ムフェカネとモザンビーク南部社会
人の移動と諸集団関係の変容/ムフェカネへのポルトガルの対応
2 外部世界との接合
労働力供給地としてのモザンビーク南部/
奴隷貿易禁止・奴隷制廃止の影響
3 奴隷制の廃止と「賃金労働者」の創出
プランテーションと「労働市場」の形成/
「賃金労働者」の構造的創出/「移民労働者」の実態
第二章 帝国主義的世界におけるモザンビーク
1 ヨーロッパにおけるポルトガルの周辺性
十七~十九世紀のイギリス=ポルトガル関係/
後発資本主義国ポルトガルの近代化
2 南部アフリカにおける帝国主義の展開
「デアゴラ湾問題」/内陸部の領有をめぐる列強間の対立
3 植民地主義の実践とその枠組み
特許会社の導入と外国資本/ポルトガル製品市場としての位置付け
第三章 南アフリカ鉱業とポルトガル・南アフリカ政府間協定
1 鉱業開発とアフリカ人労働者
新興労働市場キンバリーとアフリカ人社会の反応/
ラント鉱業開発における労働力需要の拡大/労働力供給の独占/
アフリカ人労働者のあいだの競合と対立
2 南アフリカ戦争とポルトガル・南アフリカ政府間協定
戦後復興と一九〇一年暫定協定/WNLAの独占/
一九〇九年協定と南アフリカ連邦の成立
第四章 列強の政治力学と植民地モザンビーク
1 労働力供給地モザンビークと低開発
アフリカ再分割とポルトガル植民地/ポルトガルへの国際的批判/
ラント鉱山労働者にみられる高死亡率の諸要因/
労働力供給地の分割とアフリカ再分割の交差
2 ポルトガル・南アフリカ政府間協定の変遷
一九〇九年協定の破棄と一九二三年合意の成