プガチョーフ叛乱 エカチェリーナ二世時代の「ロシア的叛乱」と民衆の世界

価格
8,800円 (税込)
在庫: 未刊
解説: プガチョーフ叛乱を知らずしてロシアの歴史は語れない。国家と社会、宗教と文化など、帝政ロシアが抱えていたあらゆる問題がそこに凝縮されている。その後の為政者は第二のプガチョーフの出現を恐れて厳しく民衆の動きを封じ込めようとした。ロシア国内の問題は民衆ではなく、政府が解決しなければならないとしたのである。民衆とツァーリの関係を軸に、専制国家の在り方や社会構造などを刊行・未刊行の史料を駆使して論じた叛乱研究の決定版。現代にまで至るロシアを理解するための必読の書でもある。

※2024/12/20新刊配本予定
ISBN:
978-4-634-67261-1
著者: 豊川浩一 
刊行予定:
2024年12月
仕様: A5  ・  472ページ
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目次:
はじめに
プロローグ
序論 史学史上のプガチョーフ叛乱                 
第1章 エカチェリーナ二世時代のロシア帝国           
第2章 動揺するロシア社会                   
第3章 叛乱前夜のプガチョーフと古儀式派            
第4章 カザークの参加と叛乱の組織化              
第5章 政府・貴族・外国の動向                 
第6章 諸民族の叛乱参加                    
第7章 工場労働者の蜂起                
第8章 農民の希望と叛乱参加                    
第9章 叛乱と宗教                       
第10章 叛乱参加者の最後                    
エピローグ                           
結論 プガチョーフ叛乱とは何だったのか
おわりに