イギリス近世の国家と都市 王権・社団・アソシエーション
価格: |
5,280円 (税込)
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在庫あり |
解説: | 支配権力が民衆の自発的・自然生的な社会的結合をどのように包摂したのかを、中間団体の法人化に着目して、16・17世紀イギリスの国家秩序編成の過程を明らかにする。 多彩な統計資料を精緻に検討した研究書。 |
ISBN: | 978-4-634-67243-7 |
著者: | |
刊行: |
2016年5月
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仕様: | A5判 ・ 320ページ |
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目次:
序章 イギリス近世の国家をみる視点――支配権力と自発的な社会的結合
1.二宮宏之とアンウィンの社会的結合論
2.ブラディックとヒンドルの国家形成論
3.法人ということ――擬人化と虚構の人格
第一章 中世末期ロンドンの自発的結合組織の展開
1.フラタニティ
2.ロンドンの教区フラタニティ
3.リヴァリ・カンパニーの成立
4.階層性の確立から世俗化へ
第二章 都市の法人化
1.都市法人化の進展と階層化
2.都市特権の拡大と王権の浸透
第三章 16世紀後半のロンドン
1.地縁的結合と区・教区
2.区共同体と役人
3.教区
4.エリザベス期のリヴァリ・カンパニー
5.都市共同体と社団的秩序
6.ウィッティントン物語にみるロンドンの表象
第四章 都市の社団的編成の確立
1.都市法人化の最盛期――1540~58年
2.エリザベス期の都市法人化――都市の社団的秩序の確立
3.寡頭制的都市の政治文化
第五章 議会と都市
1.王権・議会・議員構成
2.主要都市の議員の圧力団体
第六章 国家秩序の編成
1.官僚制なき国家
2.家父長制国家
3.国教会体制
第七章 17世紀前半の社団的編成の動揺
1.ロンドンの動向
2.ロンドン市の法人化
3.地方都市の法人化と再法人化
4.権限開示要求
5.下院議員選挙の有権者
第八章 社団と帝国
1.アイルランド組合の成立
2.ロンドンデリー植民事業の展開
3.社団から財政軍事国家へ
終章 議会主権と社団的秩序の後退
1.名誉革命へ向けて
2.社団的秩序の後退――三層構造の変化
3.上向過程の優位
あとがき
1.二宮宏之とアンウィンの社会的結合論
2.ブラディックとヒンドルの国家形成論
3.法人ということ――擬人化と虚構の人格
第一章 中世末期ロンドンの自発的結合組織の展開
1.フラタニティ
2.ロンドンの教区フラタニティ
3.リヴァリ・カンパニーの成立
4.階層性の確立から世俗化へ
第二章 都市の法人化
1.都市法人化の進展と階層化
2.都市特権の拡大と王権の浸透
第三章 16世紀後半のロンドン
1.地縁的結合と区・教区
2.区共同体と役人
3.教区
4.エリザベス期のリヴァリ・カンパニー
5.都市共同体と社団的秩序
6.ウィッティントン物語にみるロンドンの表象
第四章 都市の社団的編成の確立
1.都市法人化の最盛期――1540~58年
2.エリザベス期の都市法人化――都市の社団的秩序の確立
3.寡頭制的都市の政治文化
第五章 議会と都市
1.王権・議会・議員構成
2.主要都市の議員の圧力団体
第六章 国家秩序の編成
1.官僚制なき国家
2.家父長制国家
3.国教会体制
第七章 17世紀前半の社団的編成の動揺
1.ロンドンの動向
2.ロンドン市の法人化
3.地方都市の法人化と再法人化
4.権限開示要求
5.下院議員選挙の有権者
第八章 社団と帝国
1.アイルランド組合の成立
2.ロンドンデリー植民事業の展開
3.社団から財政軍事国家へ
終章 議会主権と社団的秩序の後退
1.名誉革命へ向けて
2.社団的秩序の後退――三層構造の変化
3.上向過程の優位
あとがき