二十世紀の都市と住宅 ヨーロッパと日本

価格
6,600円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 歴史学・経済史学・建築史学など多様な視座・方法を駆使し、20世紀の都市の実態に迫る。イギリス、フランス、ドイツ、日本を具体的な対象とし、20世紀の社会や国家をも照らし出す。
ISBN:
978-4-634-67239-0
著者: 中野隆生  椿建也  本内直樹  マーク・クラプソン  ロイック・ヴァドルジュ  松本裕  北村昌史  ティルマン・ハーランダー  永山のどか  小野浩  源川真希  初田香成  鈴木真歩  馬場哲  白川耕一  羽貝正美  山本理顕 
刊行:
2015年5月
仕様: A5判  ・  496ページ
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目次:
はじめに
第Ⅰ部 イギリス
 イギリス両大戦間期の住宅と社会
  - 郊外型公営団地の誕生
 イングランド北東部ミドルズブラの戦後復興と「民主的計画」
  - 都市労働者の住宅団地と共同体の再建をめぐって 1939~51年
 イギリスのニュータウン計画をふりかえって
  - 国家による人口分散政策の製鋼と失敗 1946~90年

第Ⅱ部 フランス
 パリ郊外の形成とシュレーヌ田園都市 1926~46年
 フランスのニュータウン政策 1950~80年代
 パリにおける住環境整備と「都市組織」
  - 第二次世界大戦後の東部地域再開発から現代ZACへの展開

第Ⅲ部 ドイツ
 ブルーノ・タウトのジードルングの社会史
  - 「森のジードルング」を手がかりとして
 二十世紀後半ドイツ連邦共和国における住宅と都市の発展
 第二次世界大戦後西ドイツの住宅事情と住宅供給
  - ゾーリンゲン市の事例

第Ⅳ部 日本
 戦間期東京の借家・借間市場
  - アパートメント・ハウスの実践と「アパート」の普及
 第二次世界大戦前、大戦後における東京の「社会都市」構想
  - 公営住宅政策の展開過程を中心に
 戦災復興期東京における大土地所有の解体と都市空間
  - 新宿・歌舞伎町と恵比寿における戦災復興区画整理事業を題材に

第Ⅴ部 現実の多様性と学際的な眼差し
 二十世紀のアメリカにおける住宅と都市のかたち
  - 市場原理主義と第二次産業優遇がもたらしたスプロール
 二十世紀初頭のドイツにおける都市計画と住宅政策
  - フランクフルト・アム・マインの社会的住宅建設を事例として
 もっと空間を、もっと緑を
  - 一九三〇~五〇年代のドイツ都市構想の連続性
 都市形成における計画化とその主体
  - 二十世紀前半のフランスにおける都市計画行政を手がかりに
 居住専用住宅の矛盾
  - 保田窪第一団地をめぐって

おわりに