《MUSAEA JAPONICA》2.タンカの世界 チベット仏教美術入門

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1,781円 (税込)
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解説: 曼陀羅をはじめとする軸装の仏画タンカを中心に,チベット仏教美術の真髄に迫る。120点余の豊富な図版と丁寧な解説で,独自の世界を紹介する。同名の展覧会カタログの書籍化。
ISBN:
978-4-634-64670-4
シリーズ: MUSAEA JAPONICA 2
著者: 田中公明 
刊行:
2001年3月
仕様: A5判
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目次:
プロローグ
第1章 タンカとは何か
   タンカの起源
   タンカの製作と表装
   チベット仏教のパンテオンと尊格の分類方法
   タンカの配置
   タンカ・セットの構成
第2章 チベット仏教美術の歴史
   吐蕃王国の成立
   チョカンとラモチェの創建
   サムイェー寺院の建立とパドマサンバヴァの入蔵
   敦煌出土のチベット仏教美術
   チャムドゥンとビドの摩崖仏
   古代帝国の黄昏
   リンチェンサンポの西チベットの仏教美術
   モンゴル帝国の成立とサキャ派
   パクパとアルニコの活躍
   サキャ派様式の祖師図とカダム派様式の五仏タンカ
   カルマ派と仏教美術
   プトゥンとシャル寺の造営
   ツォンカパと仏教美術
   ロンウォ寺とレプコン美術
   チベット仏教美術の宝庫ペンコルチューデ
   メンラトゥントゥプとキェンツェチェンモ
   ゴルチェン・クンガサンポとネパール様式の曼荼羅
   ダライラマ5世とポタラ宮の造営
   漂泊のカルマパ・チューインドルジェ
   清朝と北京・旧満州の仏教美術
   ザナバザルとモンゴルのチベット仏教美術
   ナルタンとデルゲ、木版画の開版
   シトゥ・チューキジュンネーと新カルマ・ガルディー派
   ダライラマ13世と14世
第3章 曼荼羅とツォクシン
   曼荼羅とは何か
   四種のタントラとその曼荼羅
   曼荼羅の基礎理論
   曼荼羅の種類
   曼荼羅とタンカの関係
   曼荼羅集
   ツォクシンとは何か
   各宗派のツォクシン
第4章 チベット仏教美術のジャンルとその図像
   如来
   仏伝とジャータカ、アヴァダーナ
   祖師
   守護尊・忿怒尊
   菩薩と変化観音
   女性尊(仏母と女菩薩)
   護法尊
   仏塔
   その他のチベット仏教美術
   ボン教美術
第5章 チベット仏教美術の現在と未来
   チベット動乱と文化大革命中の破壊活動
   国外に流出した仏教美術
   文化大革命後の仏教復興と文化財の修復
   チベット仏教美術の未来
   ハンビッツ文化財団とチベット美術の科学的研究

参考文献
チベット仏教美術史年表
チベット仏教教派一覧

 
メッセージ・あとがき:
仏教の世界観を示すコスモグラム「曼荼羅」。
インドに生まれ,ネパールあるいはシルクロードを経由して
チベットに伝えられた「タンカ」(軸装仏画)の神秘的な世界も,
丁寧にみていくと羅漢や毘沙門天など,
わたしたちにも馴染み深い神仏に彩られている。
貴重なコレクションにより,明らかにされるチベット仏教美術の世界。