歴史の見方・考え方 大学で学ぶ「考える歴史」

「歴史」の「現場」をアクティブに考える
価格
1,650円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 大学で歴史を学ぶとはどういうことか。そこでは、どのようなことに着目し、どのように考えるのか。現場で教えるエキスパートたちがそれぞれの視点から「歴史学」のエッセンスを紹介する。 
ISBN:
978-4-634-64089-4
著者: 佐藤昇  神戸大学文学部史学講座  小山啓子  市沢哲  河島真  髙田京比子  伊藤隆郎  緒形康  古市晃  真下裕之  村井恭子  大津留厚  奥村弘 
刊行:
2018年5月
仕様: B5  ・  176ページ
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目次:
第Ⅰ部 なじみの話題を新たな視覚から
視点1:人が人を処罰するというのはどういうことなのだろう;民主政アテナイの裁判と素人主義
視点2:人が人を支配するときなにが求められたのか;権力の舞台としてのフランス国王儀礼
視点3:戦場における情報戦略とは;城攻めの空間におけるコミュニケーションと情報戦略
視点4:豊かさのなかで食糧問題がなぜ起こるのか;都市問題としての米騒動

第Ⅱ部 虚と実のうちに歴史をみる
視点5:権力を世襲する家の実像は;中世ヴェネツィア都市貴族の家意識
視点6:フィクションのなかに実像を探そう;あるカリフの虚像と実像
視点7:人はいつも歴史の真実をみようと願っているか;1898年の戊戌の変法から考える
視点8:王の名前にかくされた史実を探そう;神話・伝承から探る日本の古代

第Ⅲ部 ものに込められた意味をたどる
視点9:建築物に込められたさまざまな物語の意味をたどってみよう;タージ・マハルの歴史と物語
視点10:無名の人の歴史を研究するには;死者の履歴書,中国唐代の墓誌
視点11:「原爆ドーム」を設計した建築家の軌跡;歴史と人が交錯するとき
視点12:地域の史料から日本の近代をみる;地券の歴史学