礫岩のようなヨーロッパ

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解説: 「礫岩のような政体」から構成されていた近世のヨーロッパ。近代の国民国家とは異なる複合的な国家秩序のあり方を検討し、ヨーロッパの近世史をあらためて問う。共同研究の成果。
ISBN:
978-4-634-64083-2
著者: 古谷大輔編・著・訳  近藤和彦  H.G.ケーニヒスバーガ  J.H.エリオット  ハラルド・グスタフソン  中澤達哉  後藤はる美  小山哲  中本香  内村俊太 
刊行:
2016年7月
仕様: A5判  ・  228ページ
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目次:
序章 礫岩のような近世ヨーロッパの秩序問題

第Ⅰ部:政治共同体と王の統治
 第1章 複合国家・代表会議・アメリカ革命……H.G.ケーニヒスバーガ(後藤はる美訳)
 第2章 複合君主制のヨーロッパ……J.H.エリオット(内村俊太訳)
 第3章 礫岩のような国家……ハラルド・グスタフソン(古谷大輔訳)

第Ⅱ部:礫岩のような近世国家
 第4章 ハプスブルク君主制の礫岩のような編成と集塊の理論
       ――非常事態へのハンガリー王国の対応……中澤達哉
 第5章 バルト海帝国の集塊と地域の変容
       ――スコーネの編入とスコーネ貴族の戦略……古谷大輔
 第6章 ヨーロッパのなかの礫岩
       ――17世紀イングランド・スコットランドの法の合同論……後藤はる美
 第7章 複合国家のメインテナンス
       ――17世紀のリトアニア貴族の日記にみるポーランド=リトアニア合同……小山 哲
 第8章 スペイン継承戦争にみる複合君主制
       ――大きな政体・小さな政体……中本 香