《世界歴史の旅》ヒンドゥーの聖地

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2,530円 (税込)
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解説: ヒンドゥー教のたどってきた歴史や人びとの生活に根づく信仰について考えながら,インドをはじめネパール,東南アジアに点在するヒンドゥーの聖地を訪ねる。それぞれの地域で特色をもつ寺院や祭りを,豊富な写真とともに紹介する。
ISBN:
978-4-634-63340-7
シリーズ: 世界歴史の旅
著者: 立川武蔵  大村次郷写真 
刊行:
2009年3月
仕様: A5判  ・  128ページ
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目次:
第Ⅰ部 ヒンドゥー教の歴史と思想
 第1章 ヒンドゥー教の発展
 1.インド文化の時代区分
 2.インド精神の基底
 3.初期ヒンドゥー教
 4.ヴィシュヌ
 5.シヴァ
 6.後期ヒンドゥー教
 7.東南アジアのヒンドゥー教
 第2章 ヴィシュヌ崇拝の発展
 1.行為の道,知識の道
 2.『ギーター』における行為と知識の統一
 3.帰依への三つの段階
 4.カルマ・ヨーガの意味
 5.化身するヴィシュヌ
 6.ヴィシュヌへの帰依
 7.ヴェーダ祭祀に対する評価
 8.儀礼の内化
 第3章 シヴァと女神たち
 1.『王子の誕生』におけるパールヴァティー
 2.シヴァ(ルドラ)の結婚
 3.エネルギー(シャクティ)としての母(女)神
 4.カーリダーサによる描写
 5.シャクティ(力)とマター(物体)の共有
第Ⅱ部 ヒンドゥー教の世界を歩く
 1.ガンジス川とヒンドゥー教
   ヴァーラーナシー/ベナーレス,ハリドワール/ハルドワール,
   リシケーシ
 2.コルカタからオリッサへ
   コルタカ/カルカッタ,オリッサ,プリー,コナーラク,
   ブバネーシュヴァル
 3.ウッジャインからエローラ,プネーへ
   ウッジャイン,エローラ,プネー
 4.南インドのヒンドゥー教
   マハーバルプラム,カーンチープラム,マドゥライ,
   バーダーミとアイホーレ,カニャークマーリー
 5.ネパールにおけるヒンドゥー教
   カトマンドゥ,パタン
 6.東南アジア諸国のヒンドゥー教
   ベトナム,カンボジア,タイ,バリ

コラム
 死後の世界
 聖者ラーマクリシュナ
 「虚空リンガ」
あとがき

参考文献/索引  
メッセージ・あとがき:
インドにいくと,樹木や大地も岩山もわれわれに語りかけているのがわかる。樹木などに精霊が宿るというのではない。樹木,大地,岩山それぞれがそのままに神なのである。ヒンドゥー教は樹木,大地など,すなわち自然あるいは世界を超えたところに神を認めない。世界が神なのである。このような世界観がヒンドゥー教の中核にある。ヒンドゥー教における世界の聖化の方法からわれわれは多くを学ぶことができよう。