日本史を宗教で読みなおす

価格
2,200円 (税込)
在庫: 未刊
解説: 学校教育で学んだ宗教についての理解は、必ずしも正しいものとは限らない。本書では、日本史をメインに世界史・公民も含めた教科書記述を取り上げつつ、宗教に関する議論の最前線を紹介し、歴史を通じて宗教を捉えなおす。

※2025/6/20新刊配本予定
ISBN:
978-4-634-59153-0
著者: 大西信行  佐藤雄基 
刊行予定:
2025年6月 下旬
仕様: 四六  ・  予232ページ
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目次:
 序 大西信行
 総論――本書を貫く視点  佐藤雄基
第1部 日本宗教史の現在
 1 縄文時代の精神文化  山田康弘
 2 仏教伝来、神仏習合をどう捉えるか  吉田一彦
 3 鎌倉新仏教史観の破綻と教科書叙述  平雅行
 4 キリスト教はなぜ禁じられたのか  岡美穂子
 5 近世宗教史像の更新  上野大輔
 6 「国家神道」再考――「国家神道」像と教科書記述  平山昇
第2部 社会科の中の宗教
 1 科学と宗教  野澤聡
 2 分極化する現代世界――米国、欧州、イスラエルからみる政治と宗教  加藤喜之
 3 世界史の中の宗教――『旧約聖書』とネストリウス派を例に  長谷川修一
 4 公民教育と宗教――国際教育をもう一歩進めるために  藤原聖子
第3部 教室で語る宗教
 1 教科書記述の変遷――『詳説日本史』における「仏教」記述について  奈須恵子
 2 高校生のイスラム教への「偏見」をどう克服するか――歴史総合・世界史探究の試練  川島啓一
 3 日本史探究で宗教を読み解く――中世の神仏習合を題材として  大西信行