福岡県の近現代

価格
2,750円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 「内と外」「中央と地方」「都市と農村」「体制と運動」の4つの視点から福岡県の近現代を叙述する。地域近代史の叙述では政治史に重きをおかなかったが、既成の「政治史」に分量をさいてある。
ISBN:
978-4-634-59082-3
著者: 有馬学  石瀧豊美  小西秀隆 
刊行:
2021年8月
仕様: 四六  ・  360+2ページ
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目次:
近代の横顔 鉄と石炭・近代から「近代後」へ

一 明治維新と地域社会
 1 幕末の福岡藩の動乱
 2 さまざまな明治維新
 3 過渡期の騒擾

二 帝国議会の開設と政党運動の展開
 1 自由民権運動と福岡県における政社の成立
 2 九州改進党と政社の再編成
 3 議会の開設と政党の動向

三 大陸への衝動
 1 日清戦争前後の大陸問題
 2 日露戦争前後の大陸問題
 3 中国革命と福岡

四 工業化と都市化
 1 企業の勃興と石炭産業の発展
 2 都市化と工業地域の成立
 3 農業と農村の変容

五 多元化する地域社会
 1 日露戦争後の政治と社会
 2 社会運動の展開
 3 普通選挙と二大政党化

六 モダニズムとナショナリズム
 1 昭和恐慌下の政治と社会
 2 満州事変期の福岡県
 3 モダン都市の諸相

七 戦時体制期の地域社会
 1 翼賛体制へ
 2 戦時経済・労働・市民生活
 3 日米開戦から敗戦へ

八 戦後の復興
 1 占領と戦後改革
 2 廃墟からの復興
 3 戦後政治の出発と県政会

九 高度成長とその後
 1 高度成長の出発
 2 経済大国化と地域社会の変貌
 3 国際化と情報化

あとがき