歴史と観光 富山近代史の視座

価格
2,200円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 富山近代史研究会が2010年から3年間にわたり、地域の自然や文化、伝統、事業などに光をあてた公開シンポジウム「歴史と観光」の内容を中心に富山県の近代化をまとめた書。
ISBN:
978-4-634-59078-6
著者: 富山近代史研究会  竹島慎二  城岡朋洋  浅生幸子  尾島志保  須山盛彰  平野和子  太田久夫  大村歌子  金山秀治  河田稔  貴堂巌  木本尚志  近藤浩二  白井芳樹  中村哲夫  温井喜彦  布村徹  武野有希子  松井紀夫  宮村光治  山下隆司 
刊行:
2014年7月
仕様: 四六判  ・  240ページ
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目次:
刊行にあたって
Ⅰ章 遊覧から観光へ
 一 近代富山の歴史と観光をたどる
   遊覧から観光への変遷/観光行政と観光事業活動の変遷/
   鉄道の開通効果と名所・旧蹟案内書の発行
 二 昭和の観光地(景勝地)人気投票
   「日本新八景」と富山/県下理想的避暑地/日本観光地百選

Ⅱ章 富山イメージの発信
 一 戦前の博覧会にみる富山
   大衆社会と博覧会/「日満博」と富山イメージ/
   他の博覧会との比較/イメージの時代性
 二 「初三郎式鳥瞰図」と富山
   鳥瞰図ブーム/富山県における鳥瞰図ブーム/鳥瞰図の特長/
   富山を描いた鳥瞰図絵師たち
 三 冊子や絵葉書による観光案内の歴史
   冊子掲載の観光資源/絵葉書の変遷/メディアの今後
 四 立山に惹かれた人びと
   江戸時代の立山/昭和期の立山/外国人たちの視線/
   立山・黒部の魅力を伝えた人びと
 五 観光啓発につくしたジャーナリスト
   探究心旺盛であった井上江花/
   ふるさとを愛した口演童話家大井冷光/移民文学の先駆者翁久允
 六 戦後の博覧会と全国への発信
   時代の進展とともに広く深く/
   復興、工業立県をアピールした富山産業大博覧会/
   強いメッセージを発信、第一回ジャパンエキスポ富山'92/
   観光イメージの発信
 七 映画・アニメのなかの富山
   ロケ地としての富山/フィルムツーリズム

Ⅲ章 観光富山の歴史的創造
 一 立山・黒部の観光創出
   発端と創業期/計画案の乱立と混迷期/
   立山黒部貫光株式会社の設立とルートの完成
 二 電源開発と黒部峡谷
   水力発電の宝庫/高峰譲吉と山田胖/難工事と景観保護/
   宇奈月温泉とトロッコ電車/人気のアルペンルート
 三 世界遺産、五箇山合掌集落
   地域開発と過疎化/世界遺産への道程/観光の課題と展望
 四 時代といきる「おわら風の盆」
   百年前の風の盆、おわら節/新しい歌詞や踊りを創作する/
   さらに新しい生命を吹込むために
 五 鉄道がつないだ地域遺産
   地域の足となった県内中小私鉄の歴史/
   廃線から四〇年、よみがえる記憶の数々/歴史の教訓を未来に
 六 戦後の富山県総合計画
   総合計画と観光/高辻県政期/吉田県政期/中田県政期/
   中沖県政期/石井県政期

Ⅳ章 ふ