中世社会の基層をさぐる

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2,750円 (税込)
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解説: 旧稿6篇に新稿1篇を加えた,一般社会人・学生向けにまとめた日本中世史。常に過去と向き合った姿勢の視点から,中世の様々な様相を,考えたりしながら叙述した,歴史を学び楽しむ書である。
ISBN:
978-4-634-59073-1
著者: 勝俣鎭夫 
刊行:
2011年9月
仕様: 四六判  ・  244ページ
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目次:
はしがき
一章 バック トゥ ザ フューチュアー
   -過去と向き合うということ-
  はじめに
  一 「サキ」の語意の特徴
  二 新語意の出現とその意味
  三 バック トゥ ザ フューチュアー
  結びにかえて
補論 柳生の徳政碑文 -「以前」か「以後」か-
二章 中世の家と住宅検断
  はじめに
  一 家を罪科に処すこと
  二 家を家でなくすこと
  三 竃と家
  四 結びにかえて
三章 戦国の家法と家訓
  一 「甲州法度之次第」についての一考察
  二 棟別銭賦課体制の確立
  三 地侍元重氏の家訓
  付 家訓テクストおよび補註
付論 戦国時代の女性と家二題
  一 織田信長とその妻妾
  二 小山田家の家母長
四章 日本人の死骸観念
  一 死骸とは何か
  二 死骸の磔
  三 棺桶裁判
  四 遺言の効力
  五 死骸のアピール
  六 敵討
五章 穴山氏の「犬の安堵」について
   -山の民の把握と役の体制-
  はじめに
  一 甲斐の虎・甲斐犬
  二 犬と鉄砲
六章 「常在寺衆中年代記」を読む
   -戦国期富士北麓の郷民の生活-
  はじめに
  一 「かたち」の見えない法
  二 郷村の民俗
  三 郷民の生活
七章 「本福寺跡書」を読む -伝承の歴史-
  はじめに
  一 三上家のはじまり伝承
  二 自由都市堅田のはじまり伝承
  三 本福寺のはじまり伝承

あとがき
初出一覧
解説