《日本史リブレット人》072.大久保利通 明治維新と志の政治家

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 大久保利通を表現するキーワードは誠実・責任感・正義感である。幕末政治への登場から,明治国家の創業,政府の中心となる内務卿時代まで,政治活動を中心に追いながら,その人物像に触れる。また,大久保にとってかけがえのない人物,岩倉具視や西郷隆盛との関係にも迫る。
ISBN:
978-4-634-54872-5
シリーズ: 日本史リブレット人 72
著者: 佐々木克 
刊行:
2009年12月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
久光にみいだされ、岩倉の信頼をえる
1.幕末政治への登場
  島津久光と談判/久光に随い上京/臨機応変の周旋/
  諸侯の上京と慶喜の変節
2.新国家の建設をめざして
  「非義」の勅命/薩長盟約/薩土盟約/王政復古の政変
3.明治国家の創業
  東京遷都/版籍奉還/廃藩置県/アメリカ・ヨーロッパへ
4.内務卿時代
  明治六年の政変/佐賀の乱と台湾出兵/政府の中心となって/
  行政改革と軌道修正  
メッセージ・あとがき:
大久保利通という人間を表現するキイワードは誠実,責任感,正義感だと思う。
信頼に値する傑出した政治家だが,自分で薩摩の人間は政治には向かないと言っていた。
不器用な生き方しかできないと自覚していたのだ。
本書は大久保の政治活動を中心としたもので人間像についてはあまりふれることができなかった。
この点に関しては『大久保利通』(講談社学術文庫)をお勧めしたい。
ゆかりの人びとが語った大久保メモリーで無類に面白い。