《日本史リブレット人》069.徳川慶喜 最後の将軍と明治維新

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 幕末の政局は,将軍一人の力で対処できるようなものではなかった。一年余で将軍職を投げ出さざるをえなかった時代状況を分析し,慶喜の足跡を検証する。また,その希有な後半生を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-54869-5
シリーズ: 日本史リブレット人 69
著者: 松尾正人 
刊行:
2011年9月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
幕末政局と徳川慶喜
1.幕政と混迷と「強情公」
  水戸の七郎麻呂/一橋家を相続/対外危機と将軍継嗣問題/
  井伊大老と条約勅許/「強情公」の若隠居
2.「二心様」の苦悩
  将軍後見職就任/文久3年の入京/文久政変と参予会議/
  西の将軍・禁裏御守衛総督/「二心様」の戦い
3.将軍慶喜の大政奉還
  第15代将軍へ就任/天皇急逝と兵庫開港/土壇場の幕政改革/
  大政奉還の決断
4.クーデターと江戸開城
  王政復古のクーデター/大坂城落城/抗戦か恭順か/
  江戸開城と水戸隠退/戊辰内乱と慶喜
5.維新の復権へ向けて
  静岡の30年/多芸多才/慶喜の上京と授爵/明治の終焉と慶喜  
メッセージ・あとがき:
幕末維新の動乱と最後の将軍徳川慶喜。徳川慶喜は幕府の将来を担うエースとして期待された。慶喜もそれを自負し,困難な政局に立ち向かっている。それでも内外の危機は,将軍一人の力ではどうにもならない。慶喜は手のひらを返し,江戸城開城を選んだ。静岡に移ってからの慶喜の後半生,新しもの好きの慶喜は趣味の世界を極めようとした。どこかでつながっていたとしても,二つの生き方を徹底したのである。