《日本史リブレット人》067.坂本龍馬 海洋の志士

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880円 (税込)
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解説: 坂本龍馬の生涯をたどることは,幕末の変動を述べるに近い。郷士という身分の中間層に生を享けて,土佐藩はもとより,幕府・雄藩・朝廷・脱藩の志士と,政治社会の主たる政治団体との交流をもった。身分と政治団体との境界人(マージナル・マン)が幕末の日本を奔走する姿を追う。
ISBN:
978-4-634-54867-1
シリーズ: 日本史リブレット人 67
著者: 井上勲 
刊行:
2009年12月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
1.志を異郷に求めて
  志士/土佐藩と山内豊信/誕生、家族、世代/剣術修行/
  土佐勤王党/草莽崛起/脱藩/
  土佐勤王党の太陽系に於ける-個の彗星/
  達人の見るまなこはおそろしきもの/
  日本を今一度せんたくいたし申候/土佐の芋掘り
2.政治社会の境界をあゆむ
  ふたたび脱藩/池田屋事件、禁門の変、長州征討/
  偉人なり、奇説家なり/薩長は龍虎にして/
  談笑中にともに宜しきを求め/武備恭順/非義の勅命/薩長連合/
  寺田屋での襲撃/誠実、公明、寛大/姉乙女への弁明
3.浪人の自覚と将来の構想と
  長州征討戦/海援隊/国を開らくの道/いろは丸の遭難/
  四侯会議、乾退助と西郷隆盛/船中八策と薩土盟約/大芝居/
  大政奉還/大政奉還その後/宿舎近江屋/その死  
メッセージ・あとがき:
坂本龍馬の生涯をたどることは,幕末の変動を述べるに近い。
郷士という身分の中間層に生を享けて,土佐藩はもとより,幕府,越前藩,薩摩藩,長州藩そして朝廷と脱藩の志士と,政治社会の主たる政治団体と交流をもった。
身分と政治団体との,二重の意味での境界人(マージナル・マン)は,郷里の高知を後にして,江戸,京,大坂,福井,下関,鹿児島,長崎を奔走しながら,その時々の状況を超えて,将来を語りつづける。