《日本史リブレット人》065.中山みき 「心直し」から「世直し」を説いた生き神教祖
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目次:
生き神教祖の誕生
1.思想形成をうながすもの
前近代の民衆と宗教/
「大きな救い」を見失った人びと - 宗教からみた江戸時代/
少女時代のみき - 浄土への憧れ/妻として、人間として/
みえぬ神を求めて
2.「おふでさき」の世界
「貧に落ち切る」/「にをいがけ」/
「よふぼく」 - 神に引き寄せられた人びと/
「元初まりの話」 - 民衆的ユートピアの原像/
「八つのほこり」と「元のぢば」/歌と踊りと - 「みかぐらうた」/
「たいしゃ高山とりはらい」 - 「義なる神」の怒り
3.不屈の戦い
弾圧に抗して - 「高山へのにをいがけ」/
布教公認・教会設立運動とみき - えるものと失うものと/
こかんの死 - もう一つのひながた/
厳冬の牢獄で - 「ふしから芽がふく」
1.思想形成をうながすもの
前近代の民衆と宗教/
「大きな救い」を見失った人びと - 宗教からみた江戸時代/
少女時代のみき - 浄土への憧れ/妻として、人間として/
みえぬ神を求めて
2.「おふでさき」の世界
「貧に落ち切る」/「にをいがけ」/
「よふぼく」 - 神に引き寄せられた人びと/
「元初まりの話」 - 民衆的ユートピアの原像/
「八つのほこり」と「元のぢば」/歌と踊りと - 「みかぐらうた」/
「たいしゃ高山とりはらい」 - 「義なる神」の怒り
3.不屈の戦い
弾圧に抗して - 「高山へのにをいがけ」/
布教公認・教会設立運動とみき - えるものと失うものと/
こかんの死 - もう一つのひながた/
厳冬の牢獄で - 「ふしから芽がふく」
メッセージ・あとがき:
時は幕末維新の動乱期,勤王と佐幕をめぐる「もののふ」たちの血なまぐさい闘争を見据えつつ,悪しき心を入れ替える「心直し」によってこそ真の「世直し」が実現し,世界一れつ(=全人類)が憂いなく平和に暮らせるようになるであろうと説く一人の女性がいた。天理教教祖の中山みきである。彼女の生涯とその思想は,宗教という枠組みを超えて,これまでの我々の女性観,人間観,さらには歴史観そのものの見直しを迫らずにはおかないであろう。