《日本史リブレット人》062.ケンペルとシーボルト 「鎖国」日本を語った異国人たち

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 江戸時代の日本は,長崎出島を通じて,かろうじてヨーロッパ諸国とつながっていた。出島のオランダ商館医師として来日したケンペルとシーボルトは,日本をどのように伝え,日本からどう受け止められたのか,二人を取り囲む状況の違いにも着目しながら,跡づける。
ISBN:
978-4-634-54862-6
シリーズ: 日本史リブレット人 62
著者: 松井洋子 
刊行:
2010年9月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
舞台装置としての「鎖国」日本-ケンペルの見たもの
1.ケンペルの長い旅
  ケンペルの故郷と当時のヨーロッパ/長い旅路/
  出島のオランダ商館/出島商館でのケンペル/江戸参府/
  ケンペルの教えたもの、あたえたもの/その後の人生と著述活動/
  ケンペルの伝えた日本とその影響
2.18世紀の日本に来た人びと
  蘭学の第一世代/植物学者ツュンベリーと日本の弟子たち/
  商館長ティツィングと日本の友人たち/対外的危機の時代
3.シーボルトの登場
  新生オランダ王国/シーボルトの日本派遣/日本における活動/
  江戸参府旅行/江戸滞在延長計画/シーボルト事件と国外追放
4.シーボルトの日本研究と再来日
  ヨーロッパへの帰還とその後の生活/
  『日本植物誌』と『日本動物誌』/未完の大著『日本』/
  対日外交への助言/日本の開国をめぐって/
  追放の解除と再来日時の活動/帰国と晩年/
  シーボルトののこしたもの  
メッセージ・あとがき:
長崎出島のオランダ商館に来た人びとを通じて,江戸時代の日本はかろうじてヨーロッパ諸国とつながっていた。
オランダ商館の医師として来日し,当時の日本の姿を紹介した人物としてよく知られるケンペルとシーボルトは,それぞれどのような動機で日本に来たのか,日本のなにをどのように伝えようとしたのか,そして日本側からどのように受けとめられたのかを,二人を取り囲む周囲の状況の違いにも着目しつつ,跡づけてみたい。