《日本史リブレット人》057.伊能忠敬 日本をはじめて測った愚直の人

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 50歳を過ぎてから地球一周分を歩き,はじめて実地に測量して日本地図を作った伊能忠敬。彼は決して天才ではなく,根気よく仕事を積み上げ,膨大な成果を残した努力の人である。忠敬の生きた時代や,伊能図の意義を考察するとともに,その人生に学ぶ。
ISBN:
978-4-634-54857-2
シリーズ: 日本史リブレット人 57
著者: 星埜由尚 
刊行:
2010年4月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
中高年の星「測量家 伊能忠敬」
1.伊能忠敬の人生
  伊能忠敬の生まれ/商人としての伊能忠敬/
  佐原村の有力者としての伊能忠敬/隠居後の伊能忠敬/
  伊能忠敬が師事した高橋至時と息子景保/
  伊能忠敬をめぐる人びと/伊能忠敬の人柄/伊能忠敬の顕彰
2.10次にわたる全国測量
  50歳を超えてからの測量行/測量の動機と外国の脅威/
  幕府の対応/第1次から第4次測量まで/
  第5次から第10次測量まで/伊能忠敬の測量技術/
  「大日本沿海輿地全図」の作成と上呈/
  伊能図の姿/伊能図からみる当時の景観
3.地図・測量史における伊能図の位置
  江戸時代の測量技術と伊能測量の意義/日本図の系譜/
  北方図の系譜/その後の伊能図/伊能測量と伊能図の現代的意義
4.伊能忠敬に学ぶ
  日本人の誰もが知っている伊能忠敬/
  伊能忠敬に対するさまざまな評価/現代における伊能忠敬の顕彰/
  伊能忠敬の生き方に学ぶ  
メッセージ・あとがき:
日本人なら誰でも知っている伊能忠敬。
50歳を過ぎてから地球一周分を歩き,はじめて国土を実測して日本地図をつくった。
中高年の星,ウォーキングの元祖,史上最大の旅行家でもある。
伊能忠敬は,決して天才ではなく,若いころから学を好み,世のため人のためにと心がけ,まじめに実直に根気よく測量し,地図をつくった努力の人である。
効率優先の世相への警鐘として伊能忠敬に学ぶところは大きい。