《日本史リブレット人》048.徳川光圀 「黄門さま」で名高い水戸藩主

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880円 (税込)
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解説: 「水戸黄門」こと徳川光圀は,漢詩を作り和歌を詠み,思想家としても当代第一級の学識を備える一方,終生武人の矜恃と覚悟を忘れることはなかった。虚像としての「黄門さま」がなぜ伝えられたのかを含め,史実としての人物像を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-54848-0
シリーズ: 日本史リブレット人 48
著者: 鈴木暎一 
刊行:
2010年12月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
黄門漫遊話の虚実
1.生い立ちから襲封まで
  誕生の秘密/成長のあと/反省・立志・好学/
  結婚とその前後のこと/両親の死と襲封
2.藩主光圀とその事蹟
  藩情と施政の方針/水道の敷設と寺社改革/朱舜水を招く/
  藩内巡見と鎌倉への旅/蝦夷地探検/
  光圀をめぐる綱吉・正休・元武
3.修史事業と展開
  鵞峯との会見/史局陣容の充実/史料調査の旅-その(1)/
  三大特筆について/史料調査の旅-その(2)
4.「西山隠士」の10年
  到仕とその事情/梅里先生の碑/文化財保護の活動/
  紋太夫手討ち一件/光圀の人間像/晩年の終焉  
メッセージ・あとがき:
「水戸黄門」こと徳川光圀は,端的にいえば戦国武将にも比すべき厳しい性格の人だったと思う。漢詩を作り和歌を詠み,思想家としても当代第一級の学識を備える一方,終生武人の矜恃と覚悟を忘れることはなかった。
『大日本史』編纂をはじめとする諸種の文化事業も,実は,戦場で武勲を輝かす機会のなくなった太平の時代にあって,自己の名を後世に残したいと願う強い意志からでた行為だったのである。