《日本史リブレット人》043.武田信玄と毛利元就 思いがけない巨大な勢力圏

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 東日本・西日本を代表する戦国武将であり,すでに数多くの研究が行われてきたが,発見されるべき事実や,訂正されるべき通説は,意外にたくさん残っている。当時の手紙や書類などを適切に読み込み,冷静な目で信玄・元就の実像を見直す。
ISBN:
978-4-634-54843-5
シリーズ: 日本史リブレット人 43
著者: 鴨川達夫 
刊行:
2011年4月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
発見の余地、訂正の余地
1.信玄と元就,その生涯,風貌,筆跡
  信玄の生涯/冴えない中年/元就の生涯/頬ひげの老人
2.当主の地位に就く
  信玄は正義の味方か/問題の多い「小年代記」/元就の本家相続/
  「歴史の偽造」説をめぐって
3.名将の条件とは
  偉大なカリスマ/信玄の人柄/元就の人柄/戦さの戦い方/
  名将の条件
4.広がる勢力圏
  より強く,より大きく?/駿河侵攻は報復の行動/
  周防・長門はかえって重荷/防衛のための進出
5.金山と銀山,港湾と海運
  信玄と金山/元就と銀山/信玄の駿河侵攻と港湾・海運/
  厳島の戦いをめぐって/港湾の「掌握」とは
6.将軍との接し方
  恭順の意を表する/足利義昭との対立/上意に背いてもかまわない
7.家臣を従える
  起請文を書かせる/傘連判の意味/国衆に対する優越
8.家を伝える
  元就の「教訓状」/複数の男子をもうける/権力の継承  
メッセージ・あとがき:
信玄・元就のイメージは,大きく変わるかもしれない。武田信玄と毛利元就は,いうまでもなく,東日本・西日本を代表する戦国武将である。すでに数多くの研究が行われてきた。しかし,彼らのイメージは,まだ固まっていないというべきである。発見されるべき事実や,訂正されるべき通説は,意外にたくさん残っている。最新の研究が正しいとも限らない。冷静な目で信玄・元就の実像を見直したい。