《日本史リブレット人》041.蓮如 乱世の民衆とともに歩んだ宗教者

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 本願寺教団の発展に尽力し,多くの子女を教団の拡大に活用し,一向一揆にも影響を与えた真宗の宗教家蓮如。戦国乱世の社会や民衆と切り離すことのできない,蓮如の生涯と伝道の実像に迫る。
ISBN:
978-4-634-54841-1
シリーズ: 日本史リブレット人 41
著者: 神田千里 
刊行:
2012年9月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
親鸞と蓮如
1.一揆の教団に生きる
  本願寺に生まれる/住持の後継者/本願寺住持就任/
  存如の事業を継ぐ/近江門徒への教化
2.比叡山との抗争、吉崎での伝道
  東山本願寺の破却/山門との和睦と蓮如の「隠遁」/
  吉崎にいたる/『御文』を著わす/「一向宗」への伝道
3.門徒の一揆のなかで
  加賀国の東軍派・西軍派/本願寺派と高田派/仏法のための戦い/
  文明7年の抗争と蓮如の退去/長享一揆
4.山科本願寺建設と教団の確立
  出口移住後の活動/山科本願寺建立/教団体制の整備/
  実如への住持委譲と隠居/「功なり名遂げ」ての死去
5.戦国の宗教界のなかで
  一向専修の念仏/一神教と多神教/明治プロテスタントの思想/
  諸神・諸仏・諸宗の肯定/諸宗同一の観念/信仰と一揆  
メッセージ・あとがき:
蓮如は本願寺中興の祖とされる。教団の発展につくし,多くの子女もそのために活用し,一向一揆にも影響をあたえた。そのためか,政治家としてのイメージが強く,思想家のイメージが強い開祖親鸞とは対照的にみられがちである。しかし蓮如の真骨頂は,乱世の社会や民衆と切り離せない生涯の足跡である。本書では社会や民衆の動きとともに,その生涯と伝道の実像に迫ってみたい。