《日本史リブレット人》025.平清盛 「武家の世」を切り開いた政治家

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 長く日本史上の悪役として評価され続けた平清盛。多様な史料を用いて清盛の生涯を追いながら,虚像と実像を可能な限り見極めることで,日本の政治を武士が主導する新たな時代の幕を開けた清盛の姿を描く。
ISBN:
978-4-634-54825-1
シリーズ: 日本史リブレット人 25
著者: 上杉和彦 
刊行:
2011年5月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
平清盛のイメージをめぐって
1.武家棟梁としての活躍
  栄達を約束された出自/祇園社闘乱事件/武家棟梁家の継承/
  皇位継承をめぐる政争のなかで/保元の乱/
  保元の乱後の政治情勢と清盛/平治の乱/清盛の栄達
2.王権への奉仕者の栄光と苦悩
  後白河と二条に奉仕する清盛/摂関家と清盛/清盛と平氏の栄華/
  福原への「隠遁」/後白河近臣との軋轢/鹿ヶ谷事件
3.独裁政権への道
  孤立する清盛/後白河との決別/以仁王の挙兵/
  東国での戦乱と南都焼討ち/内乱のなかの死
ふたたび平清盛のイメージをめぐって  
メッセージ・あとがき:
長く日本史上の悪役として評価され続けた平清盛。『平家物語』をはじめとする軍記物語や源氏の武家政権の発展を描く歴史書では,清盛に否定的な評価がくだされるのが常でした。本書は,多様な史料を用いて清盛の生涯を追いながら,虚像と実像を可能な限り見極めることで,日本の政治を武士が主導する新たな時代の幕を開けた清盛の姿を描こうと思います。