《日本史リブレット人》024.後白河上皇 中世を招いた奇妙な「暗主」
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目次:
臨終の光景
1.その人格
暗主/対人関係での想像力の欠如
2.遊興の王権
遊興の舞台法住寺殿/「まなざし」の政治/「表現者」の王
3.政治の仕組み
奏事・評定・諮問/院庁での審理・裁許・通達/
院の裁許を求める人びと
4.後白河院政を支える人びと
貴族社会の階層/下級官人・侍/中級貴族/上級貴族/摂関家
5.平氏と後白河
清盛の戦略/「鹿ヶ谷事件」/治承三年十一月事件
6.新制・徳政
保元元年・2年新制/二条天皇の政治/治承2年・3年の新制/
古典への回帰/建久2年3月の2つの新制
7.内乱を越えて
頼朝と後白河/後白河の遺したもの
1.その人格
暗主/対人関係での想像力の欠如
2.遊興の王権
遊興の舞台法住寺殿/「まなざし」の政治/「表現者」の王
3.政治の仕組み
奏事・評定・諮問/院庁での審理・裁許・通達/
院の裁許を求める人びと
4.後白河院政を支える人びと
貴族社会の階層/下級官人・侍/中級貴族/上級貴族/摂関家
5.平氏と後白河
清盛の戦略/「鹿ヶ谷事件」/治承三年十一月事件
6.新制・徳政
保元元年・2年新制/二条天皇の政治/治承2年・3年の新制/
古典への回帰/建久2年3月の2つの新制
7.内乱を越えて
頼朝と後白河/後白河の遺したもの
メッセージ・あとがき:
今様狂いの宮様がどうした具合か帝位についた。少々奇妙なその性癖のゆえに,「暗王」と揶揄された後白河の政治は,芸能民・手工業者とともに遊興のなかにあり,白河院・鳥羽院の政治から逸脱していく。その一方で,この時代は「聖代」を実現するため,信西・二条天皇・清盛などが徳政を行った時代でもあった。あざやかなコントラストのなか,やがて後白河をめぐる葛藤が,武家権力の中世を招きよせていく。