《日本史リブレット人》004.聖徳太子 倭国の「大国」化をになった皇子

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 推古天皇の時代、「大国」となるために仏教と儒教の摂取の大役を任された聖徳太子。権力中枢に加わった初代の王族という事実を土台に、太子の政治的位置・役割を探り、その時代を考える。
ISBN:
978-4-634-54804-6
シリーズ: 日本史リブレット人 4
著者: 大平聡 
刊行:
2014年4月
仕様: A5変型判  ・  96ページ
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目次:
見直される「聖徳太子」

1.聖徳太子の名号
  「聖徳太子」の名号/生前の名号

2.聖徳太子の「立太子」
  聖徳太子の「立太子」記事/推古女帝の誕生/つくられた立太子記事/
  立太子記事創出の意図

3.推古期の政治課題
  推古期という時代/六〇〇年の遣隋使記事/推古期の政治課題/
  外交と仏教、そして聖徳太子

聖徳太子の政治課題    
メッセージ・あとがき:
「大国」の仲間入りをめざした推古天皇の時代,「大国」となるために仏教と儒教の摂取の大役をまかされたのが聖徳太子だった。世襲王権を確立した欽明の子,推古の課題は,全国政権としての実質をつくりあげていくこと。そのために大王のもとに初めて置かれた権力中枢に加わった初代の王族こそ,聖徳太子であった。その事実を土台に,『日本書紀』に聖徳太子=推古摂政・皇太子が創作された理由を探る。