《日本史リブレット》083.日本史のなかの戦国時代

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 一般に親しまれている戦国時代。この時代は日本の長い歴史の中でどのように位置づけられているのか。「人々の考え方や行動のあり方」と「社会のしくみ」がどう変わったかに焦点をしぼってみていく。
ISBN:
978-4-634-54695-0
シリーズ: 日本史リブレット 83
著者: 山田邦明 
刊行:
2013年7月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
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目次:
戦国時代の位置づけ

1.下剋上の時代
  光秀の謀叛をどうみるか/下剋上の萌芽/甲斐常治と朝倉孝景/
  長尾景春の反乱/斎藤妙椿・妙純と石丸利光/
  細川政元と香西元長/長尾為景の成功/三好長慶の達成/
  下剋上と上剋下

2.君臣関係の展開
  立身出世の時代/主君と家臣の関係/大名からみた家臣たち/
  離反と忠義/「忠義」の心の広がり/『三河物語』と『葉隠』

3.地域社会の成熟
  中世の支配と課税/権力と百姓の対面/戦国大名と百姓/
  百姓たちの姿/地方自立の時代/分立と統一

戦国時代と現代  
メッセージ・あとがき:
個性豊かな武将たちが活躍した戦国時代。日本の長い歴史のなかでも戦国時代は有名で,よく知られたエピソードも多い。社会が大きく変わっていき,人びとの行動もいきいきしている時代というイメージがあるが,それでは一体,戦国時代をへるなかで人びとの思考の特徴や社会の仕組みはどのように変わっていったのだろうか。200年におよぶ変革の時代に起きた事柄を具体的に跡づけながら,日本史のなかでの戦国時代の位置づけを考えてみたい。