《日本史リブレット》074.正倉院宝物の世界
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目次:
正倉院宝物――奥行きと広がり
1.「もの」と技法の世界
概観のための視座/「もの」の集合――在庫品カタログ/
出土品と伝世品/技法別の整理/「もの」と文字
2.どんな役に立つのか
「文字の宝庫」としての正倉院/正倉院の文学資料/
大宝律令と官僚制-官位令と職員令/
国家祭祀と国家仏教の展開-神祗令・僧尼令/
民衆と負担、民衆と土地支配-戸令・田令・賦役令/
律令制と貴族-学令・選叙令・継嗣令・考課令・禄令/
軍事-軍防令/奈良時代の制服-衣服令/文書行政-公式令/
文字に移せない情報-雑令ほか/遣唐使-東アジア諸国との通交/
国家仏教の展開/天平文化
1.「もの」と技法の世界
概観のための視座/「もの」の集合――在庫品カタログ/
出土品と伝世品/技法別の整理/「もの」と文字
2.どんな役に立つのか
「文字の宝庫」としての正倉院/正倉院の文学資料/
大宝律令と官僚制-官位令と職員令/
国家祭祀と国家仏教の展開-神祗令・僧尼令/
民衆と負担、民衆と土地支配-戸令・田令・賦役令/
律令制と貴族-学令・選叙令・継嗣令・考課令・禄令/
軍事-軍防令/奈良時代の制服-衣服令/文書行政-公式令/
文字に移せない情報-雑令ほか/遣唐使-東アジア諸国との通交/
国家仏教の展開/天平文化
メッセージ・あとがき:
しかし,正倉院に伝来した数多くの宝物と,それを生み出し,また保存してきた人びとの営み,またそのあとに残された大量の文字による記録は,総体としてまさに奈良時代に始まる歴史そのものの生きた姿なのだ。
この一冊は,私が学んできた日本古代史という分野を,あらためて自身の立脚点と位置づけたうえで,「正倉院宝物の世界」の奥行きと広がりについて知ることの有用性を説いてみたい。