《日本史リブレット》072.古代東国の石碑
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目次:
石碑から東国を考える
1.古代石碑の見方と考え方
広開土王碑文の再考/上野三碑との出会い/石碑研究への視点
2.日本古代の石碑
石碑の源流/石碑建立の背景/石碑の現状
3.山上碑-古墳から地方寺院へ
山上碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/碑文と判読と内容/
建立の契機/墓碑としての問題点/祖霊の追善/放光寺の発見/
放光寺と総社古墳群/山上碑が語ること
4.金井沢碑-知識結縁の石文
金井沢碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/銘文の見直し/建立の契機と目的/
「知識」の用字/山上碑との関係/金井沢碑が語ること
5.多古碑-建郡の牓示と口示
多胡碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/碑文の判読と内容/
『続日本紀』との比較/石にきざまれた『風土記』/
「羊」の検討から/建立の目的/郡符木簡による伝達/口示と牓示/
多胡碑の疎開/多胡碑が語ること
6.山上多重塔-衆生済度の石塔
山上多重塔がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的/建立の背景/石塔が語ること
7.那須国造碑-評督韋提をしのぶ
那須国造碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的と背景/那須国造碑が語ること
8.多賀城碑-蝦夷と坂東とを結ぶ
多賀城碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的と背景/
多賀城碑基礎の発掘調査/多賀城碑の論点/多賀城碑が語ること
東国への歴史認識
1.古代石碑の見方と考え方
広開土王碑文の再考/上野三碑との出会い/石碑研究への視点
2.日本古代の石碑
石碑の源流/石碑建立の背景/石碑の現状
3.山上碑-古墳から地方寺院へ
山上碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/碑文と判読と内容/
建立の契機/墓碑としての問題点/祖霊の追善/放光寺の発見/
放光寺と総社古墳群/山上碑が語ること
4.金井沢碑-知識結縁の石文
金井沢碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/銘文の見直し/建立の契機と目的/
「知識」の用字/山上碑との関係/金井沢碑が語ること
5.多古碑-建郡の牓示と口示
多胡碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/碑文の判読と内容/
『続日本紀』との比較/石にきざまれた『風土記』/
「羊」の検討から/建立の目的/郡符木簡による伝達/口示と牓示/
多胡碑の疎開/多胡碑が語ること
6.山上多重塔-衆生済度の石塔
山上多重塔がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的/建立の背景/石塔が語ること
7.那須国造碑-評督韋提をしのぶ
那須国造碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的と背景/那須国造碑が語ること
8.多賀城碑-蝦夷と坂東とを結ぶ
多賀城碑がある場所/来歴と研究/石碑の状況/
碑文の判読と内容/建立の目的と背景/
多賀城碑基礎の発掘調査/多賀城碑の論点/多賀城碑が語ること
東国への歴史認識
メッセージ・あとがき:
真偽の検証から改竄の有無の確認,建立した人物やその目的の探索まで、細心の考察と大胆な推察とが必要とされる。
そして何よりも,建立された場所や人びととの関わりに眼を据えなくてはならない。
「日本三古碑」を含む六基の石碑・石塔が現存する東国は,それを試みるのに相応しい場所といえるであろう。
その手始めとして,個々の石碑・石塔の特色をみていくなかで全体に通じる要素を探り出し,それを古代東国の歴史像解明への糸口にする,本書ではそのような読み解き方をしてみたい。