《日本史リブレット》070.古代の日本と加耶

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 古代の朝鮮半島南部にあった小国群「加耶」。なかでも特に倭国との関わりが深く,最も近くに位置する加耶南部の諸国をとりあげ,その歴史的展開と倭国との関係の実相に迫る。
ISBN:
978-4-634-54682-0
シリーズ: 日本史リブレット 70
著者: 田中俊明 
刊行:
2009年1月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
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目次:
加耶とは
1.金官国の成り立ち
  加耶諸国の連合/金官国の始祖/金官国の空間構造/
  金官国の政治的構造/金官国の王系/金官国の生産基盤
2.加耶との通交開始
  最初は金官国/卓淳国との通交/神巧紀49年条の解釈/
  安羅国との通交
3.倭の五王時代の倭と加耶
  倭の五王の称号/「都督加羅諸軍事」の意味
4.6世紀の加耶と倭国
  百済の己汶・多沙進出/いわゆる「任那四県割譲」記事/
  新羅の加耶南部侵攻/いわゆる「任那復興会議」/
  「任那論」をめぐる議論/「任那復興会議」の実相/加耶の滅亡へ  
メッセージ・あとがき:
かつては任那とよばれた古代の朝鮮半島南部の小国群を,ここでは,朝鮮史料の表記のしかたに従って,加耶とよぶ。
加耶諸国は,古代の日本(倭国)にとってもっとも近い外国であり,深い交流の相手であった。
ただし,諸国がいつでも一体であったわけでも,すべての国々が同じ立場であったわけでもない。
そのうち特に倭国と関わりが深い,またもっとも近くに位置する,加耶南部の諸国をとりあげ,その歴史的展開,および倭国との関係の実相にせまることにしたい。