《日本史リブレット》066.現代日本と沖縄

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解説: 琉球処分にはじまる沖縄近代史を視野にいれながら,第二次世界大戦後の日米関係・返還以降の沖縄を問い返し,現代日本のありようを考える。
ISBN:
978-4-634-54660-8
シリーズ: 日本史リブレット 66
著者: 新崎盛輝 
刊行:
2001年9月
仕様: A5変型判  ・  112ページ
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目次:
日本であって日本でない沖縄
1.近代日本と沖縄-琉球処分から沖縄戦へ
  琉球処分と旧慣温存政策/沖縄戦にいたる途/沖縄戦の実相
2.日本国憲法の成立と憲法なき沖縄
  -平和国家日本と軍事要塞沖縄
  沖縄の米軍政と日本国憲法の成立/
  日本の非武装化と沖縄の分離支配/日本の再軍備と沖縄  
3.日本の独立と米軍政下の沖縄
  米民政府と琉球政府/奄美諸島の返還/
  米軍基地の形成と民衆の闘い/島ぐるみ闘争/
  第三条下の沖縄と安保条約下の日本/六〇年安保改定と沖縄
4.沖縄返還とは何であったか
  ベトナム戦争と沖縄/沖縄支配の破綻/B52撤去と沖縄返還/
  沖縄返還交渉
5.「沖縄問題」の解決と日本の将来
  日本になった沖縄/知事の代理署名拒否/基地撤去か振興策か/
  新しい時代への選択  
メッセージ・あとがき:
沖縄出身の若者が音楽界やスポーツ界などのさまざまな分野で活躍し,沖縄を舞台とするテレビドラマが視聴率を維持し話題となっている。
このような社会現象が,独自の歴史と文化を持つ沖縄社会と本土(ヤマト)社会の融和を意味するなら歓迎すべきことである。
しかし,現代史の具体的展開過程をたどってみると,構造的沖縄差別の上に成り立つ戦後日本が見えてくる。
そのような歴史を克服し,あるべき日本と沖縄の将来像をどのように展望すればいいのか。
読者と一緒に考えてみたい。