《日本史リブレット》059.近代化の旗手,鉄道

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 新橋・横浜間の鉄道開業からの車両誕生の歴史を通して,日本人の創造性の足跡を振り返る。橋梁・トンネル・レールなどとともに,鉄道の技術展開の歴史を概観。
ISBN:
978-4-634-54590-8
シリーズ: 日本史リブレット 59
著者: 堤一郎 
刊行:
2001年5月
仕様: A5変型判  ・  108ページ
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目次:
近代化の旗手として
1.鉄道の原点
  鉄道車両と軌間/レールの変遷/日本初の鉄道の実用化
2.鉄道開業期の技術と社会
  公共用としての京浜間鉄道開業/開業時の列車運転/
  外国人技術指導者と日本人見習生の活躍/
  京浜間鉄道開業時の車両群/阪神間鉄道開業と車両群/
  初期の客貨車組立てと製造/お召し列車用御料車の製造
3.鉄道自立期の技術と社会
  幹線的私鉄の状況/蒸気機関車製造技術の確立に向けて/
  鉄道国有化に関する技術的課題/
  鉄道院標準形車両設計・製造の動向/勾配線の克服と電化/
  広軌論の展開/民間鉄道車両製造会社の誕生
4.鉄道充実期の技術と社会
  幹線平坦線の電化と電気機関車の国産化/
  電車と都市交通機関の発達/内熱機関車の変遷/内熱動車の変遷
5.鉄道発展期の技術と社会
  鉄道省標準形車両の設計と製造/戦時下の鉄道輸送/
  動力分散式長距離電車列車の登場/
  交流電化に関する技術的発展/東海道新幹線開業
6.鉄道技術の足跡をたどる
  鉄道に貢献した技術者たち/鉄能の産業技術遺産
 
メッセージ・あとがき:
鉄道は,私たちにとって大変身近な交通機関であるとともに,近代化の担い手でもありました。
また,機械・電気・土木・情報通信など多くの技術の集合で,日本の技術史を考える上でも重要な存在といえます。
一八七二年(明治五)年新橋・横浜間の鉄道開業から国情にあわせた車両誕生の歴史を通して,そこに見られる日本人の創造性の足跡をもう一度振り返り,橋梁・トンネル・レールなどにもふれながら,鉄道の技術展開の歴史を概観します。