《日本史リブレット》057.近代日本とアイヌ社会

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880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 近代日本とアイヌの間にはどのような関係が形成され,どのような問題があったのか。近世日本とアイヌ社会の関係を概括し,近代日本とアイヌ社会の関係を捉えなおす。
ISBN:
978-4-634-54570-0
シリーズ: 日本史リブレット 57
著者: 麓慎一 
刊行:
2002年11月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
近世日本とアイヌ社会
近代日本アイヌ史の研究の視点
1.「北海道旧土人保護法」
  「北海道旧土人保護法」の制定/「北海道旧土人保護法」の審議過程
2.帝国議会における「北海道土人保護法案」
  第八回帝国議会と保護法案/第五回帝国議会と保護法案
3.アイヌ社会と勧農政策
  明治初期のアイヌと農業/三県時代のアイヌ保護政策と勧農
4.共有財産問題とアイヌ
  共有財産の概要/十勝アイヌの共有財産問題
5.「北海道旧土人保護法」制定後のアイヌ社会
  旭川市旧土人保護地処分法/
  旭川市旧土人給与地をめぐる小作調停/
  アイヌの土地所有権剥奪の萌芽/「保護法」改正の意図/
  「保護法」改正と同化問題-土地売買制限の撤廃/
  「保護法」の改正と下付地の売買/「互助組合」の成立と土地問題/
  旧土人給与地売買契約無効訴訟
おわりに  
メッセージ・あとがき:
近代日本とアイヌの間にはどのような関係が形成され,どのような問題があったのだろうか。
これまでのアイヌ史研究の成果を踏まえて,まず,第一に近世日本とアイヌ社会の関係を概括し,第二に近代日本とアイヌ社会の関係を,どのような視点から分析する必要があるのかを検討してみよう。
そして,近代日本とアイヌ社会の関係を捉えなおしていきたい。