《日本史リブレット》043.琉球と日本・中国

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 琉球は,日本・中国を含む東アジア世界の中で,貿易立国としていかに立ち上がったのか,薩摩侵入から琉球処分まで,大君外交と琉球・進貢貿易・琉球使節・トカラとの通交などを通してその実態を探る。
ISBN:
978-4-634-54430-7
シリーズ: 日本史リブレット 43
著者: 紙屋敦之 
刊行:
2003年8月
仕様: A5変型判  ・  114ページ
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目次:
薩摩進入
1.幕藩体制下の琉球
  同化から異化へ/大君外交と海禁/島津の領分であるが異国
2.明清交替と琉球
  清の台頭/明清交替/琉薩関係の新段階/三藩の乱と琉球/
  奥国との通交
3.薩琉中貿易
  薩摩藩の進貢貿易の管理/渡唐銀の制限
4.江戸・北京への琉球使節
  琉球使節の江戸上り/進貢使の北京上京
5.トカラとの通交
  日琉関係の隠蔽/虚構の国トカラ/トカラとの通交
琉球処分  
メッセージ・あとがき:
沖縄県はその昔,琉球と称し,日本とは別の独立した国家でした。
江戸時代,薩摩の侵入を被り,日本の支配下に置かれましたが,中国との通交が認められ,琉球処分に至るまで王国として存続しました。
当時,日本は中国と国交がありませんでした。
そのため,日本と中国の狭間にあった琉球が,両国に使者を派遣し,あいだをつないでいました。
琉球が王国として存在しえたのはなぜか,その理由を明らかにします。