《日本史リブレット》037.キリシタン禁制と民衆の宗教
価格: |
880円 (税込)
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解説: |
江戸幕府によるキリシタン禁制が民衆に及ぼした弾圧の状況と,諸地域における民衆の宗教生活の実態を明らかにし,キリシタン禁制の展開と寺請・檀家制度 の成立過程とを関連づけて検討する。 |
ISBN: |
978-4-634-54370-6 |
シリーズ: |
日本史リブレット
37
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著者: |
村井早苗=著
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刊行:
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2002年7月
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仕様: |
A5変型判
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目次:
なぜ我々は仏式で葬られるのだろうか
1.キリシタン弾圧の展開
キリシタン禁制の開始/慶長禁令への各地の対応/
キリシタン禁制の展開Ⅰ-元和期/
キリシタン禁制の展開Ⅱ-寛永期/島原・天草一揆とその影響
2.キリシタン禁制制度の確立
寛永末期の状況/井上政重によるキリシタン摘発/
寛永期の露顕と宗門改役の成立/キリシタン露顕の歴史的位置
3.宗門改はどのように行なわれたのか
キリシタン改/寺請・寺檀制度の展開/寺檀関係の形成/
宗門改帳の作成/寺檀制度・宗門改帳の役割
4.地域における宗教生活
キリスト教が禁止された時代/
地域における宗教行事-下総国葛飾郡高根村の場合/参詣と講/
熊野十二社と角筈村の人々
5.宗教施設の役割
村方騒動と寺社/騒動と宗教/文化の大一揆と寺社
6.キリシタン禁制の終末
開国と絵踏制の終焉/キリシタン禁制終焉へ
では,キリシタン(キリスト教徒)はどのようにし取り締まられたのでしょうか。
やがてキリシタンでないことを寺院が証明することになり,寺請・檀家制度が成立します。
つまり,寺院は支配の末端機構となったのです。
しかし寺院は地域において,様々な役割を果たすようになります。
各地におけるキリシタン禁制の進展と,寺院の動向や民衆の宗教生活について見ていきます。