《日本史リブレット》012.受領と地方社会
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目次:
「受領ハ倒ルル所ニ土ヲツカメ」
1.国司から受領へ
律令制下の国司/律令地方支配の動揺/解由制度の展開と国司/
受領国司の成立
2.受領の任国支配
人的組織/検田と土地把握/租税制度と中央への納入システム
3.摂関政治と受領
受領と任命と赴任/受領功過定/摂関・公卿と受領
4.受領群像
菅原道真/源経頼
5.受領と交通
境迎え-都と鄙の対面/留住前司と大番舎人/受領と国風文化/
受領と唐物
1.国司から受領へ
律令制下の国司/律令地方支配の動揺/解由制度の展開と国司/
受領国司の成立
2.受領の任国支配
人的組織/検田と土地把握/租税制度と中央への納入システム
3.摂関政治と受領
受領と任命と赴任/受領功過定/摂関・公卿と受領
4.受領群像
菅原道真/源経頼
5.受領と交通
境迎え-都と鄙の対面/留住前司と大番舎人/受領と国風文化/
受領と唐物
メッセージ・あとがき:
たしかに受領には貪欲な徴税吏という側面もあり,彼らを「腐敗官僚」の歴史の一コマとして描くことも可能です。
しかし一方で,彼らは十・十一世紀の政治・経済・社会,さらには文化や対外関係を理解するために,欠くことのできない存在でもあります。
それは、当時受領が都と地方とを結ぶ,もっとも太いパイプの一つだったからにほかなりません。
受領の往来は,人びとに何をもたらしたのか,このような視点から,受領の姿をもう一度見直してみたいと思います。