《日本史リブレット》005.大王と地方豪族

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 金石文などをもとに倭の五王の時代の大王と地方豪族の関係を解き明かし,6世紀代の反乱伝承,大和政権の地方支配制度を再検討する。
ISBN:
978-4-634-54050-7
シリーズ: 日本史リブレット 5
著者: 篠川賢 
刊行:
2001年9月
仕様: A5変型判  ・  104ページ
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目次:
はじめに
1.倭の五王と地方豪族
  倭の五王の外交/王権の強化と地方豪族/倭の五王と記紀の天皇
2.ワカタケル大王と杖刀人・典曹人
  鉄刀銘の世界/ヲワケの臣とムリテ/杖刀人と典曹人/
  「ワケ」の称号と大王
3.継体・欽明朝と反乱伝承
  継体天皇の登場/筑紫君磐井の反乱/
  武蔵国造職をめぐる反乱伝承/継体・欽明朝の意義
4.大和政権の地方支配
  大和政権の支配制度/国造制の成立とその内容/
  「大化改新」と国造制  
メッセージ・あとがき:
大和政権の大王は,どのようにして地方豪族を支配したのでしょうか。
また逆に,地方豪族は,なぜ大王に従属していったのでしょうか。
『宋書』倭国伝に載る倭王武の上表文,五世紀後半の鉄刀銘にみえる「ワカタケル大王」と杖刀人・典曹人,『日本書紀』に伝える筑紫君磐井の乱,武蔵国造職をめぐる争いなどの反乱伝承,これらを材料に,大王と地方豪族との関係を立体的に考えていこうと思います。