《日本史リブレット》003.弥生の村

価格
880円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 弥生時代早期~後期の遺物・遺構・諸施設の配置・構造の変化から集落の変動を読みとり,国の成立・戦いや交流のあり方などを通して,豊かになった弥生時代像を描く。
ISBN:
978-4-634-54030-9
シリーズ: 日本史リブレット 3
著者: 武末純一 
刊行:
2002年9月
仕様: A5変型判
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目次:
弥生時代の範囲と村
1.縄文の村から弥生の村へ
  東アジアの環溝集落/縄文の村と環溝/弥生村の始まり/
  初期の環溝集落/環溝集落のひろがり
2.国の成立と集落
  なぜ国か/墓から見た国の成立/国の成立と拠点集落/
  大きくなる各地の村/渡来人達が住む村
3.国々の連合と巨大な村
  奴国王と伊都国王/ツクシ政権/地域の首長層の墓/青銅祭器/
  村のさらなる巨大化/方形環溝の展開と諸施設/
  方形環溝の中の人々
4.弥生居宅と都市論
  モノをつくる村/土器と石器の生産と流通/青銅器の生産と流通/
  弥生の首長層居宅/弥生の都市論
5.海・山の村と戦争
  山の村/弥生戦争論/海の村と対外交易  
メッセージ・あとがき:
弥生時代像が揺らぐなか,村(集落)の研究は近年大きく進展した。
村のさまざまな施設の配置は決してデタラメではなくて基本設計があり,そこには時代や社会の様相が色濃く反映される。
村のほかに都市的な集落もあり,首長層の成長や国の成立と展開も追えるようになった。
本書では吉野ヶ里などで明らかになった巨大な村の構造とその変化を追ってみた。