都市史研究 9 2022

価格
4,180円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 都市史学会の会誌の第9号。論文「「異教徒」の家」(川本智史),大会基調講演「都市における遺跡の重層性とその保存活用」(佐藤信)のほか,小特集「都市と近代遺跡」・書評など。
ISBN:
978-4-634-52759-1
シリーズ: 都市史研究 9
著者: 都市史学会  川本智史  佐藤信  斉藤進  渡邉恵一  吉田伸之  青木祐介  老川慶喜  加藤耕一  三浦徹  斎藤善之  長井伸仁  松田亮  藤木健二  中村景月 
刊行:
2022年10月
仕様: B5  ・  136ページ
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目次:
論文 「異教徒の家」―1455年台帳からみる征服直後のイスタンブル― ………………川本智史

大会基調講演 都市における遺跡の重層性とその保存活用 ………………佐藤信

小特集 都市と近代遺跡
         シンポジウムの開催について
         高輪築堤跡の調査―築堤はいかにして海中に作られたか― ………………斉藤進
         鉄道史における「高輪築堤」研究の検証 ………………渡邉恵一
         芝浦・高輪海岸の地帯構造と鉄道一件 ………………吉田伸之
         横浜の近代遺跡とその保全 ………………青木祐介

コメント 鉄道事業者は鉄道遺産とどう向き合ってきたか! ………………老川慶喜
     “Construire sur led ruines”遺跡の上に建てる
      ―遺跡の継承にまつわる価値観の再考― ………………加藤耕一

研究動向 都市社会の連続性
      ―西アジアの古代とイスラームそして中世のイタリアと日本の比較― ………………三浦徹

書評 中尾俊介著『横浜開港場と内湾社会』 ………………斎藤善之
   坂野正則編『パリ・ノートル=ダム大聖堂の伝統と再生―歴史・信仰・空間から考える―』
                                  ………………長井伸仁

新刊紹介 藤田勝也著『平安貴族の住まい―寝殿造から読み直す日本住宅史―』
     榎原雅治著『地図で考える中世―交通と社会―』
     岩本馨著『明暦の大火―「都市改造」という神話―』
     飯田直樹著『近代大阪の福祉構造と展開―方面委員制度と警察社会事業―』
     吉見俊哉著『東京復興ならず―文化首都構想の挫折と戦後日本―』
     J・サンド著/池田真歩訳『東京ヴァナキュラー―モニュメントなき都市の歴史と記憶―』
     アイラ・M・ラピダス著/三浦徹・太田啓子訳
      『イスラームの都市社会―中世の社会ネットワーク―』
     堀賀貴編『古代ローマ人の危機管理』
         『古代ローマ人の都市管理』
     竹中克行著『地中海都市―人と都市のコミュニケーション―』
     チャールズ・バーニー著/今井民子・森田義之訳
      『チャールズ・バーニー音楽見聞録〈フランス・イタリア篇〉』  
     福井憲彦著『物語 パリの歴史―「芸術と文化の都」の2000年』
     鈴木佑也著『ソヴィエト宮殿―建設計画の誕生から頓挫まで―』
     中川理・空想から計画へ編集委員会編『空想から計画へ―近代都市に埋もれた夢の発掘―』

2021年度都市史学会大会・研究発表要旨
     北宋神宗期開封の都城社会と住民文化
      ―成尋『参天台五台山記』を手がかりとして― ………………松田亮
     前近代イスタンブルにおける皮鞣工房群の成立と運営 ………………藤木健二
     京都東九条における廃品回収業と都市組織の関係
      ―「仕切り場空間」の形成・変容と屑をめぐる生業連関 ………………中村景月

活動記録 都市史学会活動記録 

会告   都市史学会規約 

彙報   論文募集規程 

     英文目次/欧文要旨