琉球からみた世界史
価格: |
3,520円 (税込)
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解説: | 2007年の史学会第105回大会の公開シンポジウム「琉球からみた世界史」の成果を取りまとめ,現在の琉球史の研究状況を俯瞰する。近代以前の琉球史のもつ世界史的意味を探り,さらに今後の課題を考える。 |
ISBN: | 978-4-634-52358-6 |
著者: | |
刊行: |
2011年6月
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仕様: | A5判 ・ 184ページ |
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目次:
序
1章 「キカイガシマ」海域の考古学-「境界領域」としての奄美群島
はじめに
1 ヤコウガイ大量出土遺跡(奄美大島)
2 「カムィヤキ古窯跡群」(徳之島)
3 「城久遺跡群」(喜界島)
4 散乱する滑石製石鍋(大隅諸島)
5 寺社に奉納された貿易陶磁器(トカラ列島)
6 「キカイガシマ海域」の歴史的性格
2章 古琉球をめぐる冊封関係と海域交流
はじめに
1 冊封体制下の琉球
2 『歴代宝案』から海域交流をかいまみる
3 ヤマトとの私的関係から琉球中心の君臣秩序へ
むすびにかえて-薩摩への従属化
3章 久米島と琉球国-久米島おもろの世界
はじめに
1 久米島と「やまと」
2 中山への入貢と支配領域
3 久米島と宮古,八重山
おわりに
4章 ラタナコーシン朝初期シャムにみる「朝貢」と地域秩序
-「まるで琉球のようだ」(伊藤博文 1888年1月23日)
はじめに
1 清朝への朝貢と交易
2 冊封とシャム王権-二世王の事例
3 シャムと周辺諸国-ベトナムとカンボジア
おわりに-「まるで琉球のよう」だったのか
5章 鄭秉哲の唐旅・大和旅-皇帝と話をした琉球人
はじめに
1 久米村の鄭秉哲-そのキャリアと五度の唐旅
2 日本における鄭秉哲-大和旅の諸相
3 最後の唐旅-皇帝との会話
おわりに
6章 琉球と朝鮮の儒教
はじめに
1 琉球儒教の特色
2 朝鮮儒教の特色
結語
7章 ペリー艦隊の琉球来航-西洋の衝撃と対応をめぐって
はじめに
1 ペリーの通商戦略
2 琉球に対する認識
3 琉球王府の外交
4 外圧と民衆
むすびにかえて
8章 世界史からみた琉球処分-「近代」の定義をまじめに考える
はじめに-「近代」という厄介な主題
1 近代=国民国家論再考
-琉球処分はナショナリズムの論理で遂行されたのか?
2 近代=主権国家論再考
-琉球処分は必然的に朝貢体制を破壊したのか?
3 西洋近代再考
-そもそも近代とはいかなる体制なのか?
4 東アジア(初期)近代再考
-西洋との分岐はどこで生まれたのか?
5 日本近代再考
-日本史が世界史上で占める位置とは何か?
おわりに-「近代から近世へ」の転換点に立って
あとがき
1章 「キカイガシマ」海域の考古学-「境界領域」としての奄美群島
はじめに
1 ヤコウガイ大量出土遺跡(奄美大島)
2 「カムィヤキ古窯跡群」(徳之島)
3 「城久遺跡群」(喜界島)
4 散乱する滑石製石鍋(大隅諸島)
5 寺社に奉納された貿易陶磁器(トカラ列島)
6 「キカイガシマ海域」の歴史的性格
2章 古琉球をめぐる冊封関係と海域交流
はじめに
1 冊封体制下の琉球
2 『歴代宝案』から海域交流をかいまみる
3 ヤマトとの私的関係から琉球中心の君臣秩序へ
むすびにかえて-薩摩への従属化
3章 久米島と琉球国-久米島おもろの世界
はじめに
1 久米島と「やまと」
2 中山への入貢と支配領域
3 久米島と宮古,八重山
おわりに
4章 ラタナコーシン朝初期シャムにみる「朝貢」と地域秩序
-「まるで琉球のようだ」(伊藤博文 1888年1月23日)
はじめに
1 清朝への朝貢と交易
2 冊封とシャム王権-二世王の事例
3 シャムと周辺諸国-ベトナムとカンボジア
おわりに-「まるで琉球のよう」だったのか
5章 鄭秉哲の唐旅・大和旅-皇帝と話をした琉球人
はじめに
1 久米村の鄭秉哲-そのキャリアと五度の唐旅
2 日本における鄭秉哲-大和旅の諸相
3 最後の唐旅-皇帝との会話
おわりに
6章 琉球と朝鮮の儒教
はじめに
1 琉球儒教の特色
2 朝鮮儒教の特色
結語
7章 ペリー艦隊の琉球来航-西洋の衝撃と対応をめぐって
はじめに
1 ペリーの通商戦略
2 琉球に対する認識
3 琉球王府の外交
4 外圧と民衆
むすびにかえて
8章 世界史からみた琉球処分-「近代」の定義をまじめに考える
はじめに-「近代」という厄介な主題
1 近代=国民国家論再考
-琉球処分はナショナリズムの論理で遂行されたのか?
2 近代=主権国家論再考
-琉球処分は必然的に朝貢体制を破壊したのか?
3 西洋近代再考
-そもそも近代とはいかなる体制なのか?
4 東アジア(初期)近代再考
-西洋との分岐はどこで生まれたのか?
5 日本近代再考
-日本史が世界史上で占める位置とは何か?
おわりに-「近代から近世へ」の転換点に立って
あとがき