《史学会シンポジウム叢書》山里の社会史
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4,840円 (税込)
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解説: | 近世の山里を素材として,どのような研究動向が見られるのか,また固有な論点は見いだせるのか,そして山里の歴史社会は現代に何を問いかけているのかを探る。2008年史学会大会日本近世史部会のシンポジウムをもとに編集。 |
ISBN: | 978-4-634-52357-9 |
シリーズ: | 史学会シンポジウム叢書 |
著者: | |
刊行: |
2010年3月
|
仕様: | A5判 ・ 336ページ |
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目次:
はしがき・・・後藤雅知
Ⅰ部 林産物と山里
1章 十八世紀中期岩槻藩房総分領における堅炭生産の構造・・・後藤雅知
はじめに
1 奥山御林の利用形態
2 勝浦藩領下での堅炭請負
3 明治三年以降の堅炭生産
おわりに
2章 川越藩の江戸城御用炭納入システム・・・武部愛子
はじめに
1 「炭焼御記録」について
2 生産から納入(消費)の諸局面
おわりに
3章 榑木成村と地域社会 - 榑木代金納の開始と買い納め村・・・前澤健
はじめに
1 年貢榑木代金納と買い納め村
2 地域社会の動きと榑木成村
おわりに
Ⅱ部 山里の人びと
1章 「家」の記録 - 信濃国『熊谷家伝記』の史料的検討・・・吉田ゆり子
はじめに
1 「佐藤本」の史料的性格
2 「宮下本」の史料的性格
3 再び失われた『熊谷家伝記』
おわりに
2章 山里の社会集団 - 杣と日用・・・脇野博
はじめに
1 畿内山里の杣
2 木曾の山里と杣・日用
3 多様な山里の材木伐出
おわりに
3章 明治十年代前半の山林開発と地域 - 東京石灰本会社と諏訪郡湊村の官林・・・江下以知子
はじめに
1 東京石灰本会社について
2 石灰会社の開発と諏訪・上伊那地方の山林
3 諏訪郡湊村の場合 - 「立木払下」の意味
おわりに
Ⅲ部 山里の社会=空間構造
1章 近世阿波山村の名と「壱家-小家」関係の特質 - 美馬郡東端山の村落秩序・・・町田哲
はじめに
1 東端山と名
2 享保期の村方騒動
3 東端山の諸相 - 平野名・陰名を中心に
おわりに
2章 泉州泉郡春木川村の村落秩序と山の用益・・・齊藤紘子
はじめに
1 近世春木川村の山と耕地
2 村山における用益の展開 - 文政期の山論から
3 近世末~明治期初頭の山の用益 - 蜜柑畑開墾をめぐって
おわりに
3章 山里の分節的把握 - 信濃国伊那郡清内路村を事例として・・・吉田伸之
はじめに
1 清内路村と支配秩序
2 清内路山
3 百姓持林と莨作
おわりに
あとがき・・・吉田伸之
Ⅰ部 林産物と山里
1章 十八世紀中期岩槻藩房総分領における堅炭生産の構造・・・後藤雅知
はじめに
1 奥山御林の利用形態
2 勝浦藩領下での堅炭請負
3 明治三年以降の堅炭生産
おわりに
2章 川越藩の江戸城御用炭納入システム・・・武部愛子
はじめに
1 「炭焼御記録」について
2 生産から納入(消費)の諸局面
おわりに
3章 榑木成村と地域社会 - 榑木代金納の開始と買い納め村・・・前澤健
はじめに
1 年貢榑木代金納と買い納め村
2 地域社会の動きと榑木成村
おわりに
Ⅱ部 山里の人びと
1章 「家」の記録 - 信濃国『熊谷家伝記』の史料的検討・・・吉田ゆり子
はじめに
1 「佐藤本」の史料的性格
2 「宮下本」の史料的性格
3 再び失われた『熊谷家伝記』
おわりに
2章 山里の社会集団 - 杣と日用・・・脇野博
はじめに
1 畿内山里の杣
2 木曾の山里と杣・日用
3 多様な山里の材木伐出
おわりに
3章 明治十年代前半の山林開発と地域 - 東京石灰本会社と諏訪郡湊村の官林・・・江下以知子
はじめに
1 東京石灰本会社について
2 石灰会社の開発と諏訪・上伊那地方の山林
3 諏訪郡湊村の場合 - 「立木払下」の意味
おわりに
Ⅲ部 山里の社会=空間構造
1章 近世阿波山村の名と「壱家-小家」関係の特質 - 美馬郡東端山の村落秩序・・・町田哲
はじめに
1 東端山と名
2 享保期の村方騒動
3 東端山の諸相 - 平野名・陰名を中心に
おわりに
2章 泉州泉郡春木川村の村落秩序と山の用益・・・齊藤紘子
はじめに
1 近世春木川村の山と耕地
2 村山における用益の展開 - 文政期の山論から
3 近世末~明治期初頭の山の用益 - 蜜柑畑開墾をめぐって
おわりに
3章 山里の分節的把握 - 信濃国伊那郡清内路村を事例として・・・吉田伸之
はじめに
1 清内路村と支配秩序
2 清内路山
3 百姓持林と莨作
おわりに
あとがき・・・吉田伸之