《山川歴史モノグラフ》24.日本中世初期の文書と訴訟
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目次:
序章 本書の課題と視点
はじめに
1 古文書学の現状と課題
- 「今に伝えられてきた文書」のための古文書学をこえて
2 古文書学と法制史学のあいだ
- 様式論・制度史から機能論・社会史へ
3 中世初期の訴訟研究の現状と課題
4 本書の課題と構成
第一部 文書機能論と文書史 - 古代文書から中世文書へ
第一章 牒と御教書 - 文書の機能論的系譜
はじめに
1 牒と御教書にみる機能の系譜
2 牒にみる奉書様式
3 古代文書から中世文書への文書体系の展開
おわりに
第二章 院庁下文と国司庁宣 - 文書史と政治史
はじめに
1 院庁下文と国司庁宣との関係にみる三つの類型
2 国司庁宣によって施行される院庁下文
- 家牒・院庁牒の系譜
3 国司庁宣の安堵状としての院庁下文 - 後白河院政期
4 諸国支配をめぐる院庁下文の変容
おわりに
第一部 小括
第二部 院政期訴訟と文書機能論 - 権門裁判
第三章 院政期の挙状と権門裁判
- 権門の口入と文書の流れ
はじめに
1 権門の挙状と口入
2 権門裁判と口入
3 権門の口入を自制する本所法の生成
おわりに
第四章 権門裁判における「裁許状」の機能 - 去文と安堵状
はじめに
1 裁許と当事者間交渉
2 去文としての「裁許状」
3 安堵状としての「裁許状」
4 十世紀の告書の機能
おわりに
第二部 小括
第三部 院政期訴訟から鎌倉幕府訴訟へ - 裁許の位相
第五章 勘状と裁許 - 鎌倉幕府許状の歴史的位置
はじめに
1 明法勘文の機能 - 院政期~鎌倉前期
2 記録所勘状の機能
3 鎌倉幕府訴状における勘状の機能
おわりに
第六章 鎌倉幕府の起請文と裁許 - 神仏と理非
はじめに
1 鎌倉幕府訴訟制度における起請文の機能
2 院政期訴訟における起請文の機能
3 起請文と武家法・公家法
おわりに
第三部 小括
終章 まとめと展望
1 平安期の文書史 - 古代文書から中世文書へ
2 院政期の権門裁判像 - 古文書学と法制史学のあいだ
3 鎌倉幕府訴訟の位置 - その前史から
あとがき
初出一覧
付録 - 索引
はじめに
1 古文書学の現状と課題
- 「今に伝えられてきた文書」のための古文書学をこえて
2 古文書学と法制史学のあいだ
- 様式論・制度史から機能論・社会史へ
3 中世初期の訴訟研究の現状と課題
4 本書の課題と構成
第一部 文書機能論と文書史 - 古代文書から中世文書へ
第一章 牒と御教書 - 文書の機能論的系譜
はじめに
1 牒と御教書にみる機能の系譜
2 牒にみる奉書様式
3 古代文書から中世文書への文書体系の展開
おわりに
第二章 院庁下文と国司庁宣 - 文書史と政治史
はじめに
1 院庁下文と国司庁宣との関係にみる三つの類型
2 国司庁宣によって施行される院庁下文
- 家牒・院庁牒の系譜
3 国司庁宣の安堵状としての院庁下文 - 後白河院政期
4 諸国支配をめぐる院庁下文の変容
おわりに
第一部 小括
第二部 院政期訴訟と文書機能論 - 権門裁判
第三章 院政期の挙状と権門裁判
- 権門の口入と文書の流れ
はじめに
1 権門の挙状と口入
2 権門裁判と口入
3 権門の口入を自制する本所法の生成
おわりに
第四章 権門裁判における「裁許状」の機能 - 去文と安堵状
はじめに
1 裁許と当事者間交渉
2 去文としての「裁許状」
3 安堵状としての「裁許状」
4 十世紀の告書の機能
おわりに
第二部 小括
第三部 院政期訴訟から鎌倉幕府訴訟へ - 裁許の位相
第五章 勘状と裁許 - 鎌倉幕府許状の歴史的位置
はじめに
1 明法勘文の機能 - 院政期~鎌倉前期
2 記録所勘状の機能
3 鎌倉幕府訴状における勘状の機能
おわりに
第六章 鎌倉幕府の起請文と裁許 - 神仏と理非
はじめに
1 鎌倉幕府訴訟制度における起請文の機能
2 院政期訴訟における起請文の機能
3 起請文と武家法・公家法
おわりに
第三部 小括
終章 まとめと展望
1 平安期の文書史 - 古代文書から中世文書へ
2 院政期の権門裁判像 - 古文書学と法制史学のあいだ
3 鎌倉幕府訴訟の位置 - その前史から
あとがき
初出一覧
付録 - 索引