近世朝廷の法制と秩序

価格
5,500円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 幕藩体制のもとで一定の機能を果たした朝廷が,いかにして260年間の長きにわたってその秩序を維持する装置としての法則をそなえたか,その実態を解明する。
ISBN:
978-4-634-52015-8
著者: 田中暁龍 
刊行:
2012年10月
仕様: A5判  ・  228ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
序章 近世朝廷法令の基礎的考察
  はじめに
  1 近世朝廷法令の典拠と発給ルート
  2 近世朝廷法令の基礎的考察
  おわりに
第一部 近世朝廷の法制
 第一章 禁中幷公家中諸法度第一条について
  はじめに
  1 禁中幷公家中諸法度についての研究と問題の所在
  2 禁中幷公家中諸法度第一条について
  おわりに
 補論一 近世初期の朝廷法制の変容 - 「職方聞書幷覚書」を中心に
  はじめに
  1 史料の成立過程
  2 記述概要とその情報源
  3 史料内容の考察
  おわりに
 第二章 寛文・延宝期の朝廷法制 - 「菊亭文書」を中心に
  はじめに
  1 幕府発給の法令
  2 朝廷発給の法令
  3 誓紙
  おわりに
 第三章 寛文期の禁中女房衆の法制 
    - 「正親町家旧蔵書本」を中心に
  はじめに
  1 女房衆の起請文
  2 禁中女房衆条目
  おわりに

第二部 近世公家の法制
 第一章 武家昵近公家衆
  はじめに
  1 昵近衆十七家
  2 昵近衆の役割
  おわりに
 第二章 寛政期の家内式目 - 「菊亭文庫」を中心に
  はじめに
  1 今出川家家臣の編成形態
  2 近世公家の家内式目
  おわりに
 第三章 天明・寛政期の家内騒乱と家臣統制
    - 「実種公記」を中心に
  はじめに
  1 今出川家の「親族」と「家僕」
  2 家内騒乱と家臣統制
  おわりに
 補論二 宝暦期の家中勤方掟と安政期の表・奥向法令
    - 「三条家文書」を中心に
  はじめに
  1 宝暦期の家中勤方掟
  2 安政期の「御表・奥向御取締之大略」
  おわりに

あとがき
索引