《歴史のフロンティア》海港と文明 近世フランスの港町

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解説: 港は他者との出会いの場である。16世紀の大航海事業以来,フランス商業を支えてきた海港の歴史を,歴史地理,商人社会,都市文化の視点からダイナミックに叙述する。
ISBN:
978-4-634-48220-3
シリーズ: 歴史のフロンティア
著者: 深沢克己 
刊行:
2002年1月
仕様: 四六判
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目次:
第一章 文明史上の港町
 1.他者との出会い
 2.港町の歩いて
 3.二つのフランス
 4.近世都市の成長
第二章 海と陸のあいだで
 1.港町の三類型
 2.海との対話
 3.河川のふところ
 4.背後の山々
第三章 商人社会のなりたち
 1.官と民のまなざし
 2.商売の広がり
 3.身を立て,身を固める
 4.企業と人材養成
第四章 都市と文化
 1.港町のトポグラフィ
 2.都市改造のはじまり
 3.建築の語るもの
 4.学芸と社交空間
第五章 港町のたそがれ
 1.商人にせまる運命
 2.出会いの消滅
 3.海,この永遠なるもの
あとがき

付録
索引/参考文献/図表出典一覧  
メッセージ・あとがき:
現在の港町を観察しながら,その歴史的役割を考える本書は,つぎの2つの部分から構成されます。ひとつはもちろん本文であり,これは首尾一貫した論理により叙述されます。もうひとつは図版とその解説(キャプション)で,こちらはいわばスナップ・ショットの連続です。図版は本文とゆるやかに対応しながら,それ自身の連続性をもつように配置されています。したがって読者は,まず本文だけを通読されても,または図版とその解説だけをさきに通覧されても,あるいは両方を同時に,並行して読み進まれてもかまいません。