《歴史のフロンティア》ルターの首引き猫 木版画で読む宗教改革

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解説: ルターと教皇の一騎討ち。教皇を捕虜に凱旋するルター。木版画をとおして文字を解さぬ人々に伝えられた宗教改革のイメージを鮮やかに描きだす。
ISBN:
978-4-634-48020-9
シリーズ: 歴史のフロンティア
著者: 森田安一 
刊行:
1993年11月
仕様: 四六判  ・  292ページ
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目次:
第一章 歴史のなかの宗教改革
 1.ルターの宗教改革
 2.人文主義者たち
 3.書籍印刷なくして宗教改革なし
 4.人文主義者のネットワーク
第二章 「神の水車」
 1.パン職人ルター
 2.生きたパン
 3.聖書のみによって
 4.カルストハンス
第三章 「真理の勝利」
 1.勝利の凱旋
 2.「ロイヒリーンの勝利」
 3.フッテンとルター
 4.剣と筆
第四章 「ルターの首引き猫」
 1.ルターと教皇の一騎打ち
 2.動物頭の神学者たち
 3.ネズミの王様と鍛冶屋  
メッセージ・あとがき:
現代は視覚による情報の時代といわれる。漫画本があふれ、テレビやコンピューターの画像がさまざまな情報を伝えてくれる。視覚による有効な情報伝達は宗教改革にはじまる。木版画を多用したビラやパンフレットで宗教改革の主張はきめ細かく伝えられた。それは知的エリートである宗教改革者が書籍印刷によって伝えようとした改革理念を歪めているかもしれないが、それこそがまさに宗教改革の実相だった。