《歴史のフロンティア》民のモラル 近世イギリスの文化と社会

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2,883円 (税込)
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解説: 200年前のイギリスに生きたふつうの男と女。その暮らしやもめごと,希望と連帯。民衆文化と政治文化のありようを丹念に読み解く。
ISBN:
978-4-634-48010-0
シリーズ: 歴史のフロンティア
著者: 近藤和彦 
刊行:
1993年11月
仕様: 四六判  ・  328ページ
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目次:
第一章 異文化としての歴史
 1.「女房売ります」
 2.スキミントンに出くわす
 3.制裁の儀礼と文化の歴史
第二章 暦と十八世紀 名誉革命体制と反乱
 1.日づけの象徴性と政治文化
 2.ジョージ治世元年の群衆
第三章 法の代執行 食糧一揆の世界
 1.史料のレヴェル
 2.1756~57年の食糧一揆群
 3.一揆のパターン
 4.規律・法・正当性
第四章 騒ぎとモラル 第二の世界の噴出
 1.家父長的な統治と民衆
 2.労働・コミュニティ・性
第五章 ホーガースの黙劇 政治文化の表象
 1.二つの文化の併存
 2.権力と群衆
終章 新しい文化史
 あとがき

付録
索引/史料・文献解題/図版出典一覧/地図(イギリスの歴史的な州と主要都市、十八世紀なかばのロンドン)  
メッセージ・あとがき:
絵解きと本文の語りを楽しんでください。これまでの「イギリス史」のイメージとは,ずいぶんちがいます。18世紀あたりの,一種の異文化のなかに生きたふつうの男女の暮しの枠組みを追体験するうちに,いまの世の中とあなたの暮しが,これまでとはちがう意味をおびて見えてくる。同時にあたらしい歴史学についても,すこし勉強できる。-そうした欲ばった本です。