《イスラームを知る》21. ムスリムNGO 信仰と社会奉仕活動

価格
1,320円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: ムスリムのNGOと聞いたとき、人はどのようなイメージを思い浮かべるだろうか?東日本大震災における彼らの活動を皮切りに、筆者が長年調査を続けるパキスタンの事例を紹介し、その姿と特質を明らかにする。
ISBN:
978-4-634-47481-9
シリーズ: イスラームを知る 21
著者: 子島進 
刊行:
2014年3月
仕様: A5判  ・  116ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
NGOをとおしてイスラームを知る
第1章 東日本大震災
  JITによる支援活動
  地域に根ざした活動
第2章 草の根のムスリムNGO
  パキスタンへ
  ザキール・ラティーフ・トラスト
  ヒンマット
  ファラーヒードライン財団
  カーウィシュ福祉財団
  アル・ヒドマット
第3章 ハムダルド財団
  ハムダルドの概要
  ハムダルド財団の歴史
  ムハンマド・サイード
  ワクフ再興と学園都市の建設
  家族の重要性
第4章 イスラームとNGOの関係
  ムスリムの価値観
  イスラームとNGOの要件
  イスラーム復興における位置づけ
第5章 コミュニティ開発
  コーテンのNGO世代論
  アーガー・ハーンの開発
  2002年の調査から
  モスクからコミュニティ開発へ
おわりに

コラム
 01 キムセ・ヨク・ムの支援活動
 02 モスクやマドラサのNGO化
 03 リベラルなNGOとムスリムとしての価値観

参考文献
図版出典一覧  
メッセージ・あとがき:
イスラーム教徒の考え方や行動の様式は,日本人の場合とはかなり異なっている。そこにイスラーム理解の難しさもあるし,同時にイスラームを知る意義もあるといえよう。現代の私たちは,グローバル化したイスラームの宗教や文明に向き合い,これをさらに深く理解する必要に迫られている。「イスラームを知る」シリーズは,全国的な共同研究「NIHU(人間文化研究機構)プログラムイスラーム地域研究」の成果であり,異文化理解へ向けて信頼ある案内役を果たしてくれるものと信じている。