《イスラームを知る》13. イランの宗教教育戦略 グローバル化と留学生

価格
1,320円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 世界各地から留学生を集め、国際的なネットワークを展開しつつあるイスラーム宗教大学の出現が、イスラーム教育のありかたをどのように変えてくるか、イランの事例を中心に論じる。
ISBN:
978-4-634-47473-4
シリーズ: イスラームを知る 13
著者: 桜井啓子 
刊行:
2014年7月
仕様: A5判  ・  112ページ
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目次:
アル=ムスタファー国際大学日本校

第1章 シーア派宗教界と宗教学院
  宗教学院
  シーア派宗教界
  ナジャフの宗教学院
  ゴムの宗教学院

第2章 イスラーム共和国の宗教教育戦略
  「法学者の統治」
  学校における宗教教育
  宗教学院における宗教教育
  宗教学院の制度改革

第3章 女性のための宗教教育
  学問を志した女性たち
  アル=ザフラー女子学院
  女子宗教学院人気の秘密
  女子留学生
  性別役割分業

第4章 国境をこえる宗教教育
  留学生のための宗教教育
  イスラーム学世界センター
  アル=ムスタファー国際大学
  アル=ムスタファー国際大学の海外戦略

第5章 留学生の祖国と卒業生の活躍
  留学生の軌跡
  パキスタン
  インドネシア
  タイ

展望

コラム
  01 十二イマーム・シーア派
  02 「革命語」としてのペルシア語
  03 コンゴからの留学生
  04 インドネシアの二つのシーア派組織

参考文献
図版出典一覧  
メッセージ・あとがき:
イスラーム教徒の考え方や行動の様式は,日本人の場合とはかなり異なっている。そこにイスラーム理解の難しさもあるし,同時にイスラームを知る意義もあるといえよう。現代の私たちは,グローバル化したイスラームの宗教や文明に向き合い,これをさらに深く理解する必要に迫られている。「イスラームを知る」シリーズは,全国的な共同研究「NIHU(人間文化研究機構)プログラムイスラーム地域研究」の成果であり,異文化理解へ向けて信頼ある案内役を果たしてくれるものと信じている。