《シリーズ国際交流》4. アジアのアイデンティティー

価格
1,980円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 日本におけるアジア観の変遷,西洋人の見るアジア像などを通して,常識のようでありながら混乱している「アジア」という概念を検証する。
ISBN:
978-4-634-47140-5
シリーズ: シリーズ国際交流 4
著者: 松本健一  吉田忠  坂本多加雄  白石昌也  宮嶋博史  溝部英章  樺山紘一  森本達雄  濱下武志  銭国紅  石井明  後藤乾一  石井米雄  大塚健洋  川勝平太  上田信  板垣雄三 
刊行:
2000年4月
仕様: 四六判  ・  228ページ
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目次:
はじめに
Ⅰ 座談会
    「アジア」とは何か
       ―論理の錯綜を解きほぐし,未来を導きだす視座を探る
Ⅱ 日本とアジア 思想の変遷
    日本におけるアジア観―脱亜論とアジア主義の両極をめぐって
    ■この人たちの「アジア」■
       西川如見―グローバルな視野をもった元禄の知識人
       朝鮮改革論と門戸開放宣言
           ―福沢諭吉「脱亜論」がおかれる史脈
       岡倉天心―ある境界人のアジア観
       復興亜細亜の戦士,大川周明
Ⅲ アジアにおけるアジア観
    日中知識人に見る世界像の形成
         ―近代化のあり方を決めた文明観を比較する    
    朝鮮におけるアジア認識の不在
    ■アジア史上の人物たちにおける「アジア」■
       孫文「大アジア主義」講演に何を読むか
           ―見抜かれた「日本的」アジア観の誤謬
       マハートマ・ガンディーのアジア
           ―世界に伝える,愛と心理のメッセージ
       ベトナム民族運動家ファン・ボイ・チャウとアジア
       イワ・クスマ・スマントリとタン・マラカ
           ―インドネシア・ナショナリストの地域認識
Ⅳ 西洋が見たアジア
    古典古代におけるアジア
    ヨーロッパがアジアを見るとき―イザベラ・バードを読む
あとがき