《歴史の転換期》9.1861年 改革と試練の時代

価格
3,850円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 地中海沿岸のイタリア半島から日本海の対馬に及ぶユーラシアの東西で、さまざまな危機が生じていた1861年。打開の道はどこにあるのか。試練のときを生きた人びとの胸のうちと行動に迫る。
ISBN:
978-4-634-44509-3
シリーズ: 歴史の転換期 第9巻
著者: 小松久男著・編  佐々木紳  青島陽子  麓慎一  北村暁夫 
刊行:
2018年10月
仕様: 四六  ・  280ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
はしがき

総論 改革と試練のなかの一八六一年       小松久男

一章 危機のなかの清朝    吉澤誠一郎
 1 太平天国とその好敵手
 2 皇帝の死から政変へ
 3 清朝の再建に向かって         

二章 岐路に立つタンズィマート         佐々木紳
 1 ミドハト・パシャとその時代
 2 一八六一年、ニシュ
 3 改革パッケージの実践
 4 国家の転換期に臨んで

三章 陸軍大臣ミリューチンの回想        青島陽子
 1 「大改革」の時代とドミトリー・ミリューチン
 2 農奴解放と国家・社会の「リベラル」な改革
 3 「大改革」を主導した「開明官僚」
 4 ドミトリー・ミリューチンの描く一八六一年のロシア帝国

四章 ポサドニック号事件の衝撃         麓 慎一
 1 ポサドニック号事件の発生
 2 ポサドニック号事件と江戸幕府
 3 ポサドニック号事件と英露対立

五章 イタリア統一と移民            北村暁夫
 1 イタリアの統一
 2 国民国家の形成と移民
 3 政治指導者・知識人の移民観
 4 移民の声

コラム
もう一つの自伝
絵図にみる、対馬でのロシア人の行動